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ユキさんのブログ

エンディング♪世界が終わるまでは〜♪のとこをYSB登場選手に置き換えると萌えてしまう

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高校3年生 セカンドシーズン

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/18 19:30:10

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「何でベッド頼んだんだよ
 どうせ寝てないくせに邪魔」

寝る時は3人川の字で
それぞれベッドに寝た
先生は喜んで大の字
私もちょっと大人ぶって
『あぁ〜広々〜』
とか言ったんだけど

朝起きたら結局
先生の横で丸まって寝てた

「いつの間に…」
「夜中に引越ししてきたよ?
 喋ってたけど覚えてない?」
「全然覚えてない…」


黒ウサギは脱皮して
壁のフックにだらっと吊るされ
赤いおそろいのユニホームに着替えた

「やばい、ショーパン寒い」
「大阪の方が寒いね」
「その変な顔やめろ」
「こうなるの」
マスカラを塗る顔が監督はいつも気になって
「大体さ、高校生って化粧する?
 お前学校でもしてるだろ」
「最近怒られなくなった」
「諦められてんの
 パーマにピアスに指輪に化粧
 旦那さーん、不良ですけど」
「担任の指導不足じゃないですか?」
「旦那はモンペか
 ご家庭での指導をお願いします」
「先生は可愛い方がいいよね?」
「うん」
そんな先生が好きよ
先生ぶらないから
「先生ぶりっこしないで」
「ぶりっ子じゃなくてお前の担任」
「担任は生徒のパジャマに
 萌え萌えしていいの?」
「いいの」
「はあ?」
って何の話?
そうしながらバッチリお化粧して
先生も監督もユニホームに着替え
買ってきてたパンをかじった
朝食無しだから

そんで準備できたみんな
ロビーに集合

なぜかたっちゅん
「なんで僕ちんだけ…」
泣いてた
「たっちゅん何泣いてるの?」
「食用ウサギ見れなかったから」

「俺もかなぴょん吉モグモグしたーい
 あ、間違ったモフモフ」
「は?」
「かな、今日はこっちの部屋で寝よ?
 りょうちんそっちにやるから」
「うんいいよ!」
「かなちゃん」
「ダメなの?」
「ダメ」
「ケチ~」
「いい年して妬くなーー」
「妬いてんの?!」
「妬いてない」
ちばっちのあんなセクハラはよくて
カズくんのモグモグはダメなの?
何言ってんのこの人

「よし!じゃあ行くか!」

たけさんの指示で
タクシー3台に分かれて乗る

ドームの近くに泊まってるのに何でかって?

今日はドームじゃなくて
近辺の4つのグラウンド
そこでてっぺんまで勝ったら
明日決勝トーナメントがドームである
だからとりあえず
今日を勝ち抜かなきゃいけない

「タクシー代は領収書もらってね」
「ういー」
スポンサーからいくらか集まった寄付と
あとは大人たちの割り勘
スポンサーってね
うちのパパとか紫藤家のパパとか
各パパたち
光明に電話するの忘れてた
一番出してくれそうなのに
とりあえずうちが全部出しての後日請求することになったんだけど
『うち』とか言っちゃう自分に萌え


タクシーが到着したのは
ごく普通なグラウンド
でもなんか人も多くて
「スミマセーン、お話いいですか?!」
走ってきたのはテレビと雑誌か新聞か
「青藍の御三方
 2ndシーズンといったとこでしょうか?
 予選も圧倒的な強さでしたね!」
「はい」

終了

先生とカズくん吹き出す
「やっぱ青藍のインタビューはこれだよな」
「2ndシーズンだって」
「海外ドラマみたい」

第一試合の私たちはそのまますぐ三塁側ベンチに入って
一塁側に入ったチームは

「すごい人」
「ほんと」
「大阪代表だからね〜」
たった10人
応援団無しの私たち
遠方だから仕方ない

アップを始める10人
軽く走ってストレッチして
キャッチボールは人数奇数だから私が
「かな」
「えぇ〜監督〜?」
「不満か?」
「べっつに〜」
監督の容赦ないキャッチボールは

パシッ!

手のひらから全身に
ボールの力が突き抜ける

先生とする時もカズくんとする時も
球威は落としてあって
見てるのと受けるのでは2人とも球の重さが違う

涼太はもちろん監督と同じ
重いのを投げてくれる

「かなちゃんシートノック!」
「オッケー」
打つ人いないしね

「いくよーー!」

「こーーーい!!」


私が打って
マコちゃんがホームでうけて

「外野ーー!」

キィーン

「かなちゃんのノックが上手くなる件」
マコちゃんがつぶやいた
「上手くなった?」
「なった」
「大学で打たなきゃかもだし
 人数足りるかどうかね~」
「ちばっちに打たせろ」
「え…?」
「聞いた、明稜の跡継ぎ話」
このタイミングでなにぶっこんで来るの
しかも男キャラで
「よかったじゃん、野球部安泰」
「うん!」

「かなちゃんの人徳
 青藍も明稜もこのチームも」
人徳?

「そのまま大人になれよ」

キャッチャーマスクの中でマコちゃんは男子の顔で笑った

このままじゃ大人になれないって言った奏さんと
このまま大人になれって言うマコちゃん

「どっち?」

「かなちゃーーん!サード来い!」
「たっちゅんいくよ!」

キィーン!

『チームR、ノック終了です』
アナウンスが流れて
サード線に整列

「礼!」
「ありがとうございました!」

みんな野球部気質

相手は地元チームだけあって
凄い応援
パンフレットによると
大阪何とか何とかの企業チーム
「何とかしか言ってないじゃん
 外資系のIT会社」
「詳しいね」
「有名」

とうとう始まった私たちの2ndシーズン

みんなにとって最初でもう一度で


最後の野球


マウンドに立つ涼太はやっぱり私を見て

一球一球を忘れたくなくて
そのフォームもボールの走る音も

私に向けるその顔も

少しも見逃さないように

記憶した






外資だか
ITだかなんだかわからないけどね

私たちの足下にも及ばない


『ただいまの試合
 15対0でチームRの勝利です!』
明るいアナウンスが流れた

「ビックリするくらい弱かったね」
「優勝が見える」
「いくら草野球でも
 私負けたら凹む…何年も負けてないのに」
「確かに俺も」
余裕でベンチを引き上げ
相手チームも負けたけどニコニコで
楽しかったね〜ってかんじだった

「次の次だって〜」
「次はたーくん先発?」
レジャーシートを敷いた陣地に移動しながら
「あ、カキ氷食べたい!」
「俺たこ焼き買ってこよ〜」
「私も!」

「あの人さ…さっきからずっと
 こっち見てるよな」
「あぁ…試合中も見てたな」
「え?誰?」
気づかなかったけど
スマートなおじさまは
爽やかストライプのシャツにデニムに…
「あんなお父さんだったらカッコいいのに」
「智くんデニムとか履く?」
「チノなら履く」

「なんかこっち来てない?」
「誰か知り合い?」

「かな…じゃね?」

その人は私の前に来た


「栗原さんですか?」

「はい…」

優しく少し微笑んで
優しい声で

私はこの人を知ってる

これと同じ空気の人を


私は知ってる

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コメント27

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  1. ユキさん(32歳)ID:5437435・10/19

    リンさん
    ファーストシーズンやばいって笑
    長すぎ濃すぎ笑
    DVDボックス作らな笑

  2. ユキさん(32歳)ID:5437430・10/19

    ケイトさん
    もうあれだよ…
    世間一般でカッコいいと言われる人しか出ない笑
    竜崎先生の六平直政さんはこれだ(๑•̀ㅂ•́)و✧だったよ!笑

    あ、あとね
    下條先生は小日向文世さん♡

  3. ユキさん(32歳)ID:5437429・10/19

    レイチェルさん
    読み返しの旅
    行ってらっしゃいませ〜(*´∇`)ノ

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