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Fictions

東野君のオフィスラブ。

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/16 15:15:27

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「あー、何思われてんのかすげわかる」

「エロ本なら読みそう、とかでしょ?」

「バーカ」

と言いながらも、彼はゴキゲンな微笑みを見せる。

さて、私はどうしよう。
浅野君は、私と一緒に帰るつもりかなぁ。


「…浅野君、借りたら…一緒に帰る?」

「ちょっと待ってられる?じっくり選びたいから」

「ウン」


本当に本が好きなんだな。目が輝いていた。
どんな本を読むのだろう。将来、浅野君もお医者さんになりたいのかな…


少しの時間、窓からサッカー部を見ながら待った。

借りて戻ってきた浅野君は、私が何を見ているか察すると、見るからに憮然とした。

「本当お前男好きだよな」と酷い言葉を投げかける。
「何で私が男好きなの?」と聞いても、舌打ちするだけ。

サッカー部を見ていたら、男好きなの?

足早に私の先を歩いていってしまう。校門を出た後は追いつけずに見失い、公園まで行ったら、黒い自転車が消えていて、私の自転車だけがぽつんと置かれていた。


置いてきぼり…


外はまだ明るい。
ひとりでも帰れる明るさで、変な人はいなさそうだったが、フラッシュバックにドクン、ドクンと冷や汗を掻きながら、自転車を茂みから引きずり出す。

公園の柵を出て歩道まで来たら、ふうっと頭が白くなり、柵に腰を下ろして少し休むことにした。


はぁ…ちょっと休んで、どこかで時間を潰さなきゃ。



浅野君は帰っちゃったのかな…
連絡取れるように、LINEを聞こうと思っていたのに、聞けていないまま…怒らせちゃったかな…


「白川?何してんの?」

ハンカチで汗を拭いていたら、目の前に、ユニフォーム姿の東野君がいた。

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