恋の分岐点/Our Paths Never Diverge

いくつもの分岐点を経て辿り着く結婚までのストーリー《完》/ 夫婦になった2人のその後

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男の料理(2)

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2016/10/18 10:47:25

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「全部買ってきた物だったら嘘つき呼ばわりされると思ったから、俺なりに頑張ってみた」

そう言うだけあって、ステーキの焼き加減も、ネットで調べてちゃんと私好みのミディアムにしてくれていたし、オニオンソースが添えられていていたあたりも、ケイスケの努力が見えた。

ただ、玉ねぎの厚さがまちまちなのは、カレーや牛丼のときと一緒。

残念ながらあまり成長は見られないけど、それはそれで味があって美味しい。

そして、なにより家で自分以外の人が作ってくれた料理を食べられるっていうだけで、幸せな気分になれる。

ただ…

「来週も運動頑張るから、またよろしくね」

そんな私の言葉に、ケイスケは渋い顔。

「一緒に運動するんだから、料理も一緒にしようよ!」

最終的にはそんなことを言い出した。

でも、一緒に作るってなったら、どうせケイスケは「味見係」とか言って、隣に立っているだけだと分かりきってるから、却下。

自分の希望が通らなかったケイスケは、「じゃあ、もう来週はおにぎりだけにする。しかも具なしね!」と言って、不満そうな表情を浮かべていた。

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