ヒナの人生

小さな幸せを探して。

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我慢すれば。

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2016/10/16 08:21:14

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私が話終わると、のん君はいきなり私を抱きしめ、
『俺だけじゃなかったんだ。
俺も、家に帰ると毎日親父やレンが来てて、そりゃ家族だから気を遣うとかは流石に無かったけど、ヒナやココ、瞬との時間がなかなか確保出来ない事が凄いストレスになって、今日も来てるだろうなって思うと、じゃあもう少し仕事してから帰ろうって、どんどん帰る時間が遅れていった。

家に帰れば、当たり前の様にヒナとレンがキッチンに立ってたじゃん。
そんなの見たくなかったし、親父やレンが居ればヒナは俺が居なくても楽しんで生活が出来るんだと思った。

家を建ててもらった手前、早く帰れとも言えないし、何より瞬やココ、龍馬と楽しそうにしてる親父を見ると、俺が我慢すれば良いんだと思ってたよ。

それから、レンの事だけど・・・
確信が持てないだけで、俺はあいつはヒナに気があるのかなって思ってたよ。
だから、レンの気持ちを聞かされるよりキスした事実を告げられた事の方がショックでかい。』




のん君の言葉に、何も言い返す事が出来ないままリビングは静寂に包まれた。




そして、
『レンは俺の兄弟だから・・・
他人なら怒鳴り込む事だってぶん殴ってやる事だって出来る。


一度レンとは話してみるけど、納得出来なくても無かった事に出来ない限り我慢するしかないよね。




ヒナ・・・

ヒナはさ・・・



いいや。今は聞かないでおく。』





そう言うと、『おいで。』と私の手を取るとのん君上に向かい合わせに座らせ、私からものん君からもお互いの表情が見えない様に、私の頭をのん君の肩に誘導した。




そして、
『俺にはヒナしか居ないから。
この気持ちはこの先ずっと変わらないから。』





そう言って頭を撫でた。

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