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Fictions

東野君のオフィスラブ。

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/15 14:21:30

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浅野君とのセックスは気持ちよかった。くせになりそうだ。

校門の前まで来ると、また東野君が向こうから歩いてきていて、私を見つけて手を振ってくれた。

すると、浅野くんが、東野君の前で私に言った。

「東野にもヤッてもらえば」

何てことを言うのだと、さあっと血の気が引く。
東野君はよく聞こえなかったのか、特段リアクションもなく、浅野君は私を置いてまた先に行ってしまった。


「おはよ。なんか白川、顔色悪い?」

「そうかな…?」

「うん、真っ青だよ。保健室行く?」

「ううん、ちょっとジュース買って飲もうかな…」

たくさん喘いだし、喉もからからだ。
東野君が「一緒に行っていい?」と聞いてきたので、断る理由もなく頷いた。


朝の裏庭は誰もいなくて、静寂の中自動販売機のボタンを押す。
冷たいレモンティーを買い、ベンチに座ったら、東野君は炭酸を買っていて、似合うなぁと思った。

「爽やかだね~」

「ははっ。一口あげよっか」

「いいの?」


東野君は、ふたをあけてすぐ、どうぞと差し出してくれた。


「私の飲んだ後、嫌じゃない?」

「えっ?気にしないよ」


部活内で回し飲みもあるだろうし、気にしないのかな?

「じゃあ…いただきます」

口をつけて、一口ごくっと飲むと、炭酸が爽やかに広がった。東野君に口元をずっと見られている気がして、恥ずかしかった。

「ありがとう。レモンティーいる?」

お返しに、とふたを開けようとしたら、滑って開かなくて、東野君が笑いながら開けてくれた。

「俺飲んでいいの?」

「いいよいいよ笑」

さっきと全く同じやりとりを行い、デジャブだなと笑い合った。
東野君の喉がごくっと動き、首元がやけにセクシーに見えた。
そして私は、東野君が口をつけたレモンティーに口をつける。

間接キス…だとは、敢えて言わないが、お互い意識している空気は感じていた。


昨日と朝、浅野君にされた仕打ちで、恥ずかしい本能に火が点いてしまって、何でもそんな風に見えてくる。

想いを含む東野君の目線が、私の心をくすぐった。

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