七色の恋~赤い糸、結びました

ナナコの恋の物語

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orange16*キイちゃん

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2016/10/15 08:06:43

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しばらくすると

不意にダイが笑い出した。



「岸谷がキイちゃんって呼ばれてんの面白いよな(笑)」



「何でですか?!」と

キイがダイを睨みつけた。



「いや、何かわかんないけど(笑)。聞き慣れないせいかな(笑)」



「ナナしかキイちゃんって言わないですからね~」



最初はキシちゃんって呼んでたけど

いつの間にかキイちゃんに

変わっていた。



「俺もキイって呼ぼうかな~(笑)」



「ヤメテ」



「んじゃ、サヤカのがいいの?」



「もっと嫌です!」



夫婦漫才みたいな

ダイとキイのやり取りを

笑いながら聞いた。



でも、何か

二人の息がピッタリ過ぎて



「ダイとキイちゃん、夫婦みたいだね」



口に出してしまった。



「「ないない!」」



二人の声が揃う。



皆でケラケラ笑った。



キイが目尻の涙を拭う。



「私は入学してから一回も塚本先輩を異性として意識したことないし、これからも死んでもない」



「俺も絶対ないわ」



男と女の間に絶対なんて

存在しないでしょ。



心に浮かんだ言葉を

振り払って立ち上がる。



「私、お腹ペコペコなの。焼きそば買いに行くから付き合って」



三人で階段を降りて

運動場に出た。



キイが「トイレ」と言って

校舎に引き返す。



ダイと二人きりになった。










tbc

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