七色の恋~赤い糸、結びました

ナナコの恋の物語

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orange15*昔話

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2016/10/15 00:01:39

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キイが私に気づいて

ダイの腕を引っ張って

近寄ってきた。



演奏の音で

話し声が聞こえない。



「出よう」と

キイの口が動いて

反対の手で私を引く。



廊下を出て

階段の踊り場に

三人で腰掛けた。



「携帯、気付かなくてごめん」



ダイがお尻のポケットから

携帯を出して履歴を見ると

ネルシャツの胸ポケットに

押し込んだ。



「大丈夫だよ。あの騒音の中じゃ気付かないはずだよね」



「騒音って(笑)」と

笑うキイとは裏腹に

ダイは真面目な顔をした。



「ナナ……、浴衣似合うね」



「ありがとう」



「すごい……可愛い」



ダイが照れて言うから

私も恥ずかしくて下を向く。



「ナナは私の友達の中で可愛い子トップ3に入るからね~」



キイがニヤニヤ笑いながら

右肘で私を小突いた。



「私が一位じゃないの~?(笑)」



冗談っぽく返す。



「一位は七海でしょ~」



中学の時はナナコとナナミで

同じ仲良しグループにいた。



「そりゃそうだ(笑)。七海、元気かな。キイちゃんは連絡してる?」



「忙しくしてるみたいだよ」



私たちの昔話を

ダイは優しい笑顔で

時々会話に加わりながら

聞いていた。









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