七色の恋~赤い糸、結びました

ナナコの恋の物語

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orange14*ラブソング

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2016/10/14 23:15:10

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クラスの出し物は盛況で

なかなか休憩時間が取れない。



ダイが帰っちゃうよ。



気持ちばかりが焦る。



「崎本さん、お昼休憩に行っておいでよ」



ようやく文化祭委員から

休憩を貰えたのは

お昼と呼ぶには遅い時間。



「ありがとう!」



履き慣れない下駄で

人波をかき分けながら

走り出した。



携帯を鳴らしても

メールを入れても

ダイからもキイからも

応答がない。



もう帰ったのかな。



各教室を覗きながら

二人の姿を探す。



視聴覚室に入った時

大音量のロックサウンドが

会場に響き渡っていた。



「み、耳が……」



それが流行りのラブソングだと

気付いた時。



腰にぶら下がっている

橙色のヨーヨーが

目に飛び込んだ。



いた!



すべての音が色を失う。



後ろの壁にもたれて

手拍子するダイへと近付く。



ふいにダイが

キイの耳元に顔を寄せて

何か話した。



笑ったキイが

ダイの背中をバンバンと

思い切り叩く。



まるで

イチャつく恋人同士みたいで

私の足は止まった。









tbc

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