秘密があっても、いいよね...

まこと君と私の時間。

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へなちょこ

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テーマ:恋愛 > 不倫

2016/10/14 20:27:34

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***





今日は、前もって特に何をするとも決めていなかった。...考えたくもなかったから。




いつもの時間に待ち合わせ場所に行くと、まこと君はもう先に着いていた。




「おはよう。」




「おはよう^ ^あんな...」




なんかこの感じ、嫌な予感...




「ごめん。今日はちょっとしかおれん。」





ほら...

急な都合で1時間しか一緒に居られないって。

仕方がない。

きっと、今日は無理に家を出てきたんだろう。そんな気がした。






時間もないし、コーヒーだけ買って近所にある春に桜を見に行った公園へ向かうと


桜の木が、もう少しずつ紅葉し始めていた。


一旦はベンチに座ったんだけど、蚊の襲撃を受けそうだったのであえなく車に戻ることに^_^;






車に戻ったものの

なんとなく、何を話していいか分からなくて黙ってしまう。しかも思っていた以上にまこと君は早く帰らないといけない。




もう少ししかないのに、今更一体何を楽しく話せるのか...

言葉が見つからないままジッとしていると


珍しくまこと君から話し出した。








「シャノンちゃん、ひとつ我儘言っていい?」





「ん。」






「あと...もう一回...デートの約束してくれませんか。」







なんで...



"ダメだよ、決めたでしょ"




そう言わなきゃ...なのに、言えない。




「勝手なん分かってる。でもこれで終わりなんて、寂しくて...。」





「...。」






寂しいのは一緒だよ...


結局、私にまこと君の我儘を拒否する事は出来なかった。

複雑な気持ちで顔を上げると

まこと君は、仔犬かと言いたくなる様な目で私を見つめていた。








「まこと君、膝枕しよう。」



私がそう言うと、ハイと言って自分の膝をあけてくれたまこと君。





「違う...おいで。」




私が自分の膝をポンっと叩く。

いいの?(*^^*)と嬉しそうに言って膝の上に置かれたまこと君の頭を、両手でそっと抱きしめた。





"明るいから顔見られるの恥ずかしい。"



そう言って照れるまこと君の顔を、御構い無しで覗き込むと

日が差して、濃い茶色の瞳が綺麗に見えた。







「...好きだよ。」









え...今なんて...





もう言わないってお互い決めたのに


こんなタイミングでそんな事言われたら...無理だ(>_<)





どれだけ悲しくても出なかった涙が

我慢しきれずに溢れてきてしまった。






「ずるい。」





「ごめん...。」






悲しい涙は堪えられたのに

嬉しい涙は勝手に出てくるのか...不思議。








次の約束が最後になるなら

次の約束はしないでおきたい。

もうこんな気持ちになるのは嫌だ。


幸い、私は来週から入院の為しばらく会社を休むことになっているから約束はできない。








不倫って、こうやってズルズルと続いてしまうもの?

私達も例に漏れず...という事なのかな。

あんなに固いと思っていた私の決心。

「ダメ」の一言が言えなかった。

自分のへなちょこさが、恥ずかしい。









。・゜・・゜・。

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