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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

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終わりの時【282】

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テーマ:小説 > BL

2016/10/14 20:34:12

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★ボクはそれでも恋をする★       





リキは何度もタクミの髪を撫でる。
人通りのない道とはいえ、ちょっと無防備な
行為にリキから体を離す。


「宿へ帰ろう」

「うん」


山の稜線へ太陽が沈んでいく。








翌日はリキの運転で神社仏閣をまわり、
いわゆるパワースポットという所で、
エネルギーを蓄えた。


楽しい時間は瞬く間に過ぎ、とうとう
帰る日になってしまった。






リキは日の出とともに目が覚め、隣りで
眠るタクミを愛おし気に見つめていた。

夕べも遅くまで愛し合い、クタクタに
疲れているはずなのに、不思議とリキに
疲労感はなかった。

8時を過ぎても起きる気配がないタクミを
揺り起こし、朝食へ向かう。



チェックアウトの時間か近づくと、リキは
先にロビーへ降り、会計をすませ、車を
宿の前へつけた。


「タクミ」


タクミは玄関で例の3人組と別れの挨拶
をしていた。彼らはまだ数泊するようで、
身軽な姿だった。

リキに呼ばれたタクミはお見送りの女将
にお辞儀をして、手を振りながら宿を出る。


「荷物を貸せ」

「はい、お願いします」


カバンをリキに手渡し、助手席側のドアを開けた。
そして、名残惜しそうに宿をもう1度振り返り、
車に乗り込んだ。


「じゃ、行くか」

「うん」


リキはゆるやかにアクセルを踏み込み、宿を
後にした。

帰りは地道を走り、途中、道の駅などに
寄って、タクミのマンションへ着いたの
は夜になってからだった。


「お疲れさん」

「リキ、ありがとう。とっても楽しかった」

「俺もだ。荷物下ろしてやるから……」

「待って、自分でするから、トランク開けて」

「おろしてやるよ」


タクミは俯いて横に首を振る。


「リキは車から降りないで。ボクがカバンを
取ったら、そのまま行って」

「どうした?」

「そうでないと、リキから離れられなく
なっちゃうもん」

「タクミ……」







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