アリスさんのブログ

恋愛小説ふう回顧録、ときどき普通

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テーマ:小説 > 短編

2016/10/15 23:26:52

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村雨から電話があった。
私は指定された場所に向かった。
そこは、隠れたBar。
村雨がリリを見つけると個室に案内した。
個室に着いてからすぐに店員が水を出した。
店員が去ってから小声で話し出した。
「遅くに悪いな。実はここだけの話、見合いをする
ことになった。親父が煩くてな。それが明日。
本当は行きたくない。1番大事な相手はリリだ。
色々、振り回してすまない。あとのことは
秘書に話してある。明日、話があるだろう。
話はそれだけだ。何か質問あるか?」
「秘書は誰ですか?」「佐々木だ。佐々木に聞いてくれ」
「最後に1つだけ。村雨さんにとって私は何ですか?」
「しいて言えば心許せる特別な存在」
「夜遅いから、家まで送る。行くぞ」
急に手を繋いだ。「あの、会計とかいいんですか?」
「今日は貸し切りにしてある。先に払ってあるから
心配ない。本当、つくづく真面目だな」
「ちょっと気になっただけです!」
「何か顔赤いぞ?」「見ないで下さい!」
そうしてゆっくり歩く。
「あ、そろそろ近くなので大丈夫です。送って
くださりありがとうございます。さようなら」
「ちょっと待て!明日から会えないぶん補充させろ」
そう言って、リリの頬を両手で包み濃厚なキスをした。
そのキスは今までより優しくて離れたくない感じに。
リリはうっとりした。
「続きは今度。その顔、俺だけにしろ。おやすみ」
名残惜しい気持ちだったけど、今度こそ離れた。

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