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梨沙子と裕紀のお話。

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/10/13 11:27:27

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二次試験の翌日は法事だった。
聡くんは結婚式に出席するため、
私は1人で実家に向かった。


実家は一軒家で和室もあるため、
法事はお坊さんに来ていただいて
執り行うことになっていた。


時間になるとお葬式で
顔を合わせたばかりの
親戚が続々と集まってきた。


この前会ったばかりでも
こういうときの会話は
だいたい決まっている。


まぁ素敵なお嬢さんになって。
結婚して結構経つしそろそろ子供は?
おばあちゃんもひ孫の顔見るの
楽しみにしてたんじゃない?


こんなお決まりの質問に
愛想笑いを浮かべながら
肯定も否定もせず対応する。


最初こそ嫌な気持ちになったが
今はもう慣れてしまって
機械的に答えられるようになった。


これで今就職活動してるなんて言ったら
この人たちはどう反応するんだろうか。
これ以上あれこれ詮索されるのは
さすがに疲れてしまうので言わないが。


でも、今日は聡くんもいないし、
両親にはそろそろ
伝えた方がいいかもしれない。


何て切り出そうかな…


そんなことを考えながら
法事が始まるまで
来客者にお茶を出したり、
世間話に付き合ったりと
そこそこ忙しく過ごした。

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