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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/11 15:33:33

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佐伯さんは社内を見まわしなにか確認しているのか、こちらには気づいてない様子だった。

「俺が呼んでくるよ。」

そう言って、俺はデスクを離れ佐伯さんの方へと近づいた。
佐伯さんはある程度の距離で俺に気づいて、少し驚いたように「あ、川野さん、おはようございます。」と会釈した。

「おはようございます。ちょっと今いいですか?」
もう少しにこやかに、気さくな感じで話しかけるつもりだったが、彼女と目が合った瞬間によそよそしい感じになってしまった。
「はい、なんでしょう?」
佐伯さんにじっと見つめ返されて思わず視線をそらす。
「えっと、今日の資料ってどのフォルダにあるんでしたっけ、というSEがいまして。」
俺が申し訳なさそうに言うと、彼女はぷっと吹き出し
「そんな困った人がいるんですねー」とおかしそうにくしゃっと笑った。

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