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Hypnotic

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/11 14:42:04

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ぎゅう…と浅野君を抱きしめたら、漕ぎにくそうにしていたのですぐに離れた。

まだ、浅野君といたい。
どうすれば一緒にいてくれるのかな…
浅野君は、もっとキスしたいと思わない?


「俺、今日は送ったあと歩いて帰るから。ずっと自転車借りるわけにもいかねーし」

「え、じゃあ、このまま浅野君ちに行ってよ。私、そこからひとりで帰るから」

「ひとりでは帰らせられねぇよ、さっきパニックなってたじゃん」

パニック?


「俺の母親が、昔よく過呼吸起こしててさ、今は治って、仕事してるけど」

「そうなんだ…」

「さっきの、めっちゃ似てた」


浅野君のシャツの裾をきゅっと握る。
もう、空は暗い。


「まだ…一緒にいたいよ」


私の呟きが聞こえているのかいないのか、浅野君は返事をしない。
昨日は自転車を押しながら歩いた道を、二人乗りで走る。


「なんで俺に言うんだよ。東野は?」

聞こえていたのか。なんで東野君が……

「東野君とは何もないよ」

「信じられるかよ」


語気を強めて、苛立ちを隠さない浅野君。

もしかして、妬いてる…?と思うと、きゅううっと胸が締めつけられた。

どうすれば一緒にいてくれる?
朝、言ってたお願いを聞けばいい?

きゅっと結んでいた唇を開き、思い切って伝えた。


「浅野君になら、胸さわられてもいいよ」


「…は?」

浅野君は急ブレーキを掛ける。ぐらっとしたので後ろからしっかり抱きついた。

心臓はもうオーバーヒートしそうで、浅野君の次の言葉を待つ。

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