ブログランキング83

Hypnotic

17歳の寄り道。

  • 記事数 243
  • 読者 1680
  • 昨日のアクセス数 3580

テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/11 10:53:47

  • 106
  • 0

放課後、浅野君を探したが、いない。
一体どこ行ってるんだろ?


「白川!帰るの?」

部活に行く途中の東野君に声を掛けられて立ち止まった。

「東野君、浅野君知らない?」

「……知らないけど…図書委員、浅野と一緒にするって決めてたの?」

「ううん、別に…」

「……そ。」


また、東野君は腑に落ちない顔をしていた。


「涼太ー。部活行こうぜー。あっ、碧ちゃん♪今日もサッカー部見るの?」

普通科で、サッカー部レギュラーの三浦君が東野君を呼んだ。
ほぼ交流のない他科の生徒だが、、明るい彼は気さくに声をかけてくれるし、名前で呼ばれても嫌な感じがしない。

部活をすると、他科の子とも仲良くなれて楽しそうだ。


「じゃあ、行ってらっしゃい。がんばってね」

と、東野君の腕に少し触れると、東野君の難しい顔が綻び、「うん」と笑ってくれた。


遠のいて行く後ろ姿をしばし見送った後、再び浅野君を探しに校内をめぐる。





はあ、はあ。

走りながら探していたから、息も切れてくる。
浅野君、ぜんっぜんいないんだけどー…!

いつも、こっそりひとりでサッカー部を見ている場所辿りつき、窓を開けて運動場を見下ろした。

若葉の瑞々しい香りが窓から入り、髪がぱらぱらと乱れる。

浅野君、自転車の鍵…持ったままだし。
歩いて帰るしかないかぁ、と窓の桟に肘をついて、サッカー部のウォーミングアップを見ていた。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 51

    10/16

    嘘つきで、エッチばっかりの浅野君。私もしたいから、浅野君...

    Hypnotic

    • 106
    • 0
  2. 21

    10/10

    それにしても、東野君彼女いなかったんだなあ。女子校の可愛い...

    Hypnotic

    • 117
    • 0
  1. 15と16

    07/05

    部活用のジャージに着替えて本間君が図書室に来る。私が...

  2. 結局、ふたりとも入部することになった。楽しく過ごしてくれれ...

    Hypnotic

    • 129
    • 0

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

1/17 編集部Pick up!!

  1. 逆効果だと思う「叱らない育児」
  2. 母「アレしといて」が分からない
  3. 子の名づけで夫が「結晶」と提案

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3