アリスさんのブログ

恋愛小説ふう回顧録、ときどき普通

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テーマ:小説 > 短編

2016/10/12 22:33:53

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それから、ニーズ調査を始めた。
でも、それは地味な作業で気が滅入るなと思ってた。
ある休憩時間のとき、佐々木さんが提案した。
「ちょっと競争をしませんか?より多くニーズ調査が
出来た人が優先的に村雨さんとデートする。誰か話に
乗らない?あ、チョコレートどうぞ。お土産です。」
「お土産ありがとうございます。私やります‼」
「長田さん、1番め、了解です」
「私も!ありがとチョコ」「中田さん2番めね」
「私も!ありがとチョコ」「今井さん3番めね」
「みんな乗り気になったね。これでモチベーション上がったでしょ?じゃ、やろう!」
私は負けたくない‼と思った。
だって、村雨の気持ちを知りたい。一緒にいたいから。
いつもの保育の仕事の合間にニーズ調査をすることに
した。この保育園がある目黒の周辺はスイーツ店が
多くある。リリはスイーツ店でアルバイトしている弟に
連絡した。近々、この周辺でスイーツ祭りが開催される。
そのときに配る、スイーツの感想欄の横にアンケートを記載させてもらうことにしたのだ。スイーツ店にとっては
買い物客の年齢層と好みの味覚が分かる為。あと、どこに
新規出店するかの目安も分かる。リリのほうでは、
家事代行サービスのニーズが分かる。お互いにとって
メリットがある。弟からスイーツ店の本店に連絡を
とってもらった。アンケート調査もしていいと許可が
出た。これで数多く集まれば嬉しい。
リリは弟に感謝する為、自宅に呼んだ。
「姉貴、今日はありがと。あ、ゆうと大きくなったな」
「洋介、今回のアンケートの協力ありがとう。
いっぱい食べてね♪」「まだ始まる前だから油断出来ないぞ?あ、俺ハンバーグ好きなんだよ。これさ、昔おふくろ
が作ってたのと同じだよな?」「そうそう。お母さんが
よく作ってたから覚えた。他にもサラダあるよ。」
「なぁ、姉貴、今回のことが上手くいったときには
お礼が欲しい。」「お礼って何?」「今は秘密」
「そっか、そうだよね。協力してくれるんだもの。」
「あ、気分が変わった。食事が終わったらお礼を
もらう。勿論、祭りが終わってからもな。是非うちの
店に来てくれよ。新作あるから。」「分かった。楽しみに
してる。絶対行くよ♪」久しぶりの夕飯を楽しく過ごす。
(なんか、昔に戻ったみたい。懐かしいな)
「何にやついてるの?」「懐かしいなと思って」
「そ。あ、食器洗いする。食べさせてもらってるから」
食器洗いが終わってからのこと。ゆうとはすっかり
寝ていた。電気を消してあげた。
リリはベッドに腰かけた。すると、洋介がそっと後ろに
座った。リリは気づかない。洋介が軽く優しく胸元に
手を入れて揉む。「ちょっ、何を!」「静かに!」
そう言って洋介はリリのうなじにキスした。手は
動かしながら。「あ。」

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