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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)虎69

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/08 17:25:39

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それから数日後、婚礼の儀が行われた。俺は蘭子の組とオヤジの組の組長を兼任することになった。蘭子の組の若頭はもちろん蓮だ。

組といっても、堅気の仕事がほとんどで、いくつかの会社を経営している。それと同時に夜の仕事。店の売上管理もある。俺は家に帰れない日が続いた。それでも蘭子は何も言わなかった。そうなることは多分わかっていたからだと思う。

俺ももちろんわかっていた。それでも顔が見れないのは、やっぱりさみしかった。そんなことを思っても、どうすることも出来ない。

「ヤスさん」
「蓮か…どうした?」
事務所で書類に目を通していると、外から戻ってきた蓮が俺のところへ。
「今日はもう帰ってください!」
「いや、まだこれが…」
「ヤスさん!今日は蘭子さん…いや姉さんの誕生日ですよ!」
強い口調で蓮が俺に詰め寄った。
「……そう…だったな……忘れてたわ…」
大きくため息がこぼれた。蘭子の37回目の誕生日。去年は二人で食事をして、ピアスをプレゼントした。もう日付は変わろうとしていた。
「今日中に帰ってあげてください…」
「……そうだな…」
身支度をして事務所で出る。

蘭子の携帯を鳴らした。
「もしもし…」
「蘭子…今から出かける、支度できるか?」
「う…うん……どうしたの?」
「あーいや…その…まぁいいから!」
誕生日祝いをしたいなんて、言えなかった。いまだに蘭子の前では、格好いい俺でいたいと思ってしまう。
「……わかった」
用件を伝えるだけの短い電話をきる。

「さて……どうするか…」
そう言ったものの、何も浮かばなかった。とりあえず、自宅へ向かった。

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