move along

カッコいいけど、恋には臆病な十和。ガサツで女の子らしくない一瑚。 双子の恋愛模様

  • 記事数 79
  • 読者 205
  • 昨日のアクセス数 16

side Towa #25

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/06 22:54:16

  • 35
  • 0

一瑚はいつもそうだ。

ぐさっと僕の心に突き刺さるようなことを、
平然と言ってくる。

この間は何だっけ。あーそうだ。

『十和は恋愛なんてばかみたい、って思ってるじゃん』だ。


反発は覚えたけど、もう星は教壇に立って、
SHRは始まっている。

僕は反論を飲み込むしかなかった。


一生懸命、とか趣味じゃない。
根性とか努力とかって言葉も、好きじゃない。

そういう汗くさいのが嫌いだから、
運動部は選択せずに、料理部に入った。


(それだって、いいじゃん。ひとつの生き方じゃん。
なんで、一瑚に責められないといけないわけ?)


ーーさっき、また奥村会長に会ったよ

ノートの切れ端に書いたメモを、
後ろの席の一瑚に、そっと渡す。

一瑚からの返事はすぐに来た。


ーーふーん


短かっ。感じ悪っ。


ーー会長は、やたらに僕を買ってたけど…、
お前さあ。あの人に何吹き込んでるの?



一瑚からの返事はなかった。


放課後、カコと部室に向かおうとしたら、
窓側の席の方が、やけににぎやかだった。

みんな、窓に身を乗り出して、外の様子を見てる。


「なんか見えるの?」

僕も気になって、窓際に寄ってみる。


「いや、なんかさ。校門に他校の生徒立ってるんだけど」
「あの制服って、百合ヶ丘だよねえ」

百合ヶ丘は県内でも有名なお嬢様学校だ。


「百合ヶ丘の生徒が、うちの学校に何の用が…」

僕も興味本位で、みんなが見てる方に視線を向ける。


くるくるした髪と、危なげな立ち姿には、見覚えがあった。


「蘭…さん?」

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 何も恐れないそれは捨て身じゃない何も恐れない...

  2. 悲しむ僕のキモチカタチのない電子の文字にキモチ...

  1. 僕は教えて欲しい、どうすれば僕らみたいなセクマイが幸せになれ...

  2. 学校が始まり僕が一人年上だったこともあり英語に耳がなれていた...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

1/25 編集部Pick up!!

  1. 結婚式の前撮りをするか迷う
  2. 夫婦ともども両親が貧乏で悲しい
  3. 子と遊んでくれる義両親見て爆笑

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3