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漆黒の王女.91

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2016/10/06 10:24:26

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『納得がいかないか、、、?私が、、、こんな話を知っているという事を、、、くっくっ』


サガンは組手で肘をデスクに着き、続けた、、、


『私は、、、城から捨てられ、、、

このガルバもまた森に捨て置かれていた、、、

私達は、城から少し離れた所に住む優しい夫婦によって育てられてきた、、、

本当の家族ではない事は、子供の頃からとっくに悟っていた、、、共通点が何ひとつないのだから。

だが、それでもよかった、、、こじんまりだが、幸せを感じていたのだ。



私達が成人した頃、育ての父が病に倒れ、、、命の灯火が極端に小さくなった、、、

彼は後の事を頼むと私達に言った、、、

母の事と、、、父の仕事の後継の事と、、、血の繋がりのない私達をとてもあいしていたと、、、

きっと母さんは最後まで言わないつもりだろうから、男同士の話として、知ってて貰いたいと、、、

その時に私達は、自分の生い立ちを知ったのだ、、、

ガルバの本当の親はもうどうやったって知る術は無かったが、、、私は違う。

城で捨てられていたという事は、城にいる者が都合悪さに私を捨てたという事、その者はまだのうのうと城にいるかもしれないという事、、、

沸々と、、、怒りが沸き、、、

父が息を引き取り、父の引き継ぎが始まる前に私達は、、、父が利用していた城への抜け道を使って、城に潜入した。

抜け道の事は子供の頃から知っていた、、、父には、城から許された者しか通れない道だから、遊びで使うと酷い目に遭うぞ、と脅されていた。

今度からは私達が引き継ぐのだからと、、、構わず通った。

とはいえ城からの許可はまだだったから、気付かれぬよう、変装しての潜入だった。

物陰に隠れ、忍び足で城中を回った、、、

私を捨てたやつを見つけ出し、、、ギタギタにしてやると、、、とにかくはらわたが煮え繰り返っていた、、、

すぐに見つけられると思った、、、緑の同色人種なんて、目立たない訳がないからな。

だが、、、どこにもいない、、、とっくに城を出ていったのか、、、

途方に暮れたその時、とある部屋から争うような声が聞こえた、、、

どこと思う、、、?

くっくっ、、、ここだったんだよ。

王が王妃に、、、狂わんばかりに罵声を浴びせていた、、、





よくも長年私を偽りの黒で欺いてくれたな、



私の傍には生粋の黒しかいらぬ、



ーーー私の前から今すぐに消えてなくなれ』

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