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【小説】ボク恋~カオル編~

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運転免許【162】

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テーマ:小説 > BL

2016/10/05 17:47:11

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★ボクはそれでも恋をする★      





車に乗り込み、いざ出発。

リキは無駄のない動きで運転を進め、
信号待ちでナビのスイッチを入れた。


「ねぇねぇ、どこへ連れて行って
くれるの?」

「山科の奥の方へな」

「ふ~ん。どんなところなんだろう。
楽しみだなぁ」


ワクワクするタクミとは反対にリキは
どこかボーっとしている時がある。


「リキ、信号が青だよ」

「あ、すまん」

「どうしたの?疲れてるの?ごめんね。
ボクが運転免許持ってないから、かわっ
てあげられなくて」

「そんな事はいいんだ。有料道路に
入ればクルーズコントロールが使え
るからな」

「休みながらでいいからね」


タクミはアームレストに乗っている
リキの手に触れた。


「ありがとう、タクミ」


有料道路に乗ると、今度はタクミが
ボーっとし始める。
前を見ているのだが、瞼が重くなり、
時折、頭がカクンとおちた。


「タクミ、寝てていいぞ」

「やだ」

「お前も実習で疲れてるだろ。着いたら
おこしてやる」

「やだやだやだ」


とは言うものの、会話が途切れると
また瞼が重くなり、ついに眠って
しまった。

リキはステレオの音量をさげ、エアコン
の風を弱める。


「寝顔も天使だな」


それから3時間ほど走って、目的の
温泉宿に着いたのだった。



「運転は 60分で 休憩を」
             神 心の川柳




「タクミ、ついたよ」

「にゃ?」

「ぐっすりだったね」

「やっぱり寝ちゃった」

「フフフ、可愛かったよ」


リキはトランクから2人分の荷物を
おろし、宿の玄関へ入っていった。





△<(_ _)>

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