ブログランキング39

Fictions

東野君のオフィスラブ。

  • 記事数 392
  • 読者 2068
  • 昨日のアクセス数 9951

テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/05 13:51:47

  • 125
  • 0

「どしたの」

「………怖くて…足が震えるの」

「もうちょっとで着くから、あと少しだよ」

浅野君の声はひとつも急がせる要素がなくのんびりしたもので、竦んだ足をえいっと前に出せた。
私がまた歩き出したのを見て、浅野君は私の隣をゆらゆら、ふらふらとゆっくり自転車を漕ぐ。


思っていたより、いい人なのかな…


その時は、浅野君の家にのこのこ上がることが、危険だとかそういう意識には至らなかった。
大きな恐怖と失禁の恥ずかしさに気を取られていたのだ。



「そこの角が俺んち」


浅野君がまっすぐ指した家は角地に建っており、きれいな外観だった。

荒々しくガシャっと自転車をとめていたので、私もその横にとめさせてもらった。



口笛を吹きながら私の前を進む浅野君。おずおずと後ろを着いて行き家に入れてもらった。


「風呂あっち。汚れたもの入れる袋持ってくるわ。うちで洗濯してもいいけど、乾かねえだろうしな。タオルは入って右のバスケットにあるから使って」

「ありがとう…浅野君…」


洗面所まで行き、鞄を床に置いた。
鏡に映った顔はとても情けない顔をしていて、泣きたくなった。
なんだかとても頭がぼうっとして、思考力が全くない。

スカートの気持ち悪さに、腰のホックを外し、パンティーと共にすみやかに脱いだ。


お尻が冷たくなってる…


下半身は何も纏われていない状態で、靴下を片足ずつ脱いでいると、洗面所のドアが開いた。


「これ、袋……」

まさか脱いでいるとは思わなかったような浅野君が、私の下半身を見て固まった。


「……キャアアアッ!」


私は両手でアンダーヘアを隠し、浅野君は意外にも、慌てた様子で外に出て行ってくれた。

心臓がバクバクとすごい速さで打ち、気が動転する。
シャワーを借り、今起きた出来事を振り返った。


浅野君も袋持ってきてくれるって言ってたのに、私が脱いじゃったから。
まさかもう脱いでるなんて思わなかったよね。

バカすぎて、お風呂から出られない。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 手入れ

    2013/07/14

    部屋の右奥に浴室その手前右側に大きな鏡の洗面台左側は...

  2. 背中で遊ぶ先生のキスは頭の中から足先まで全身の力を抜き取...

  1. 昼を摂っている時に思い出した。銀行、また忘れてた。早く行か...

    しのぶ

    • 148
    • 6
  2. 先週末にダメージの大きな出来事がありました。愛犬の体調不良...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

3/26 編集部Pick up!!

  1. 6年会っていない娘をSNSで探す親
  2. 養子と知られイジメ受けた中学生
  3. 動物が目の前で自動車に轢かれた

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3