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☆シオ短編集☆【悠の詩】執筆再開。変わらずノロノロですみません(>_<)

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漆黒の王女.90

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2016/10/06 08:15:00

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「な、、、にを」


言っているんだろう。

言葉が続かない私に、サガンは蔑んだ瞳をよこした。


『くっくっ、、、知らない話だったか?

そうだろうよ、、、お前の父も知らずにこの城でぬくぬくと暮らしていたのだ、、、

、、、レグルス家は、、、漆黒の一族というのは、、、汚れたものをひた隠しにするのがうまい、、、』


『サガン兄、言う?全部言う?ひひひひひ』


大男のガルバが部屋の隅からサガンのいるデスクの脇まで来て、さもおかしそうに私とサガンのやりとりを見物する。


『ふ、、、そうだなガルバ、、、ダルフォンにも全ては言わないままだった、、、

たったひとり生き残ったこの黒い王女には、漆黒城の闇を思い知らせるべきかもしれないな、、、』


窓からの月の光を浴びて青白い顔をしているサガンを見ながら、私は最悪の事態を予測する。

たったひとり、って言った?

パパは?ザザは?城の人達は?

私があの日、グライダーで飛び立たされたあの後、何が起きたの?

そんな私の胸中を気遣う訳がなく、驚く話は、まだサガンの口から零れ出る。


『何故、、、黒から緑が生まれたのか?

ただの突然変異なんかではない、ちゃんとした理由がある、、、

先代の王妃、、、お前の祖母ということになるが、どういう人だったか聞いたことはあるか?』


サガンの突然の質問に少し頭が混乱する。

私のおばあさま。私が生まれるずっと前に病気で亡くなったと父から聞いている。城に飾られている絵でしか見た事がなかった。


『そう、、、美しい黒髪と黒い瞳を携えた女性として王に見初められ、城に迎えられたその女は、、、


ウソをついていた。


王の心を手に入れる為、、、


自分の本当の色を隠したのさ。


深く暗い森の色を、真っ黒にベタベタに染めた、


馬鹿な女よ。


ずっと、、、王と、、、息子と、、、城の者を欺いていた、、、


ある日、、、その事が王にばれて、、、





王妃は王によって始末された』


「、、、!!」


サガンはどうして、そんなに詳しいんだろう。

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