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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/04 13:27:21

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8時40分過ぎに本社に着くと、フリーアドレス内の席は全国から集まったSEたちでほぼ埋まっていて、見知った顔ばかりだった。

あたりを見渡すと、どうやら佐伯さんはいないみたいだ。研修は9時からなので、おそらく会議室で準備しているのだろう。
座れそうな席もなさそうだし、だったら自分もと会議室へ向かおうとしたとき
「川野!」
と男ばかりで固まっているデスクあたりから呼ぶ声がした。

声の方に顔を向けると、同期の佐々木が手をあげてこちらを見ていた。
「おー。」それに手を挙げ返し、佐々木のデスクに行くと、たまに研修で会うような同年代の顔ぶれがそろっていた。
「ついにVTR買っちゃいましたよ。」佐々木がニヤニヤして俺にスマホの画面を見せる。
「おー、まじか。もう乗ってんの?」
「いやまだ。今週末に納車。」
「何?バイク?」まわりも画面を見せてくれ、と身を乗り出して食いつく。
「かっけーな。黒にしたんだな。」
「グレーとだいぶ迷ったけどなー。」
久しぶりに顔を合わせると雑談でついワイワイしてしまう。

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