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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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テーマ:小説 > BL

2016/10/03 13:24:08

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★ボクはそれでも恋をする★       





「タクマさん?」


礼拝堂のドアからの風にしては冷たく
ひんやりとした感覚が頬にした。


「今、行きますよ」


タクミはクスッと笑って礼拝堂から
裏手の墓地へと移動した。

小道を抜け墓地の入り口へくると、右端の
8番目を目指す。


「あっ、あそこだ」


静かに近づき、墓石の前に膝をついた。
太陽の光がサンサンと降り注ぐ墓地は
かなり暑かった。


『Takuma Kido』と書かれた墓石に
そっと触れる。


「あれれ?冷たい」


まるでタクマの手の様にひんやりとした
石の表面を、ゆっくりゆっくりと撫でた。


「タクマさん、墓石まで冷たいんですね」


手を合わせて、目を閉じる。


「今日はいっぱい報告があるんです」


目を開いて、まぶしそうに石を見つめた。


「まず……教育実習が終わったんですよ。
あとは採用試験を受ければ、免許皆伝です。
新しい療育の試演も順調です。ただし、
ちょっとだけ方向転換しましたけど」


そこで、言葉を切り、視線をそらせた。


「あのね、タクマさん。ボク、シンと
別れちゃったんです。ごめんなさい。
ボクが悪いんです。でも、これでよかった
って思ってます。

あのまま、付き合っていたら、カレの
夢を台無しにしていた。ボクのせいで。
今はね、アメリカに行って、本場の
バスケを体験してるんですよ。これで
よかったんです」


ジワッとわいてきた涙がこぼれる前に
手で目をこする。

すると、急にバランスを崩したタクミは
タクマの墓石に手をついた。


「熱っ!」


さっきはあんなにひんやりしていた
表面が、今度は太陽の熱にやかれ、
やけどしそうな程、熱かった。


「もぉ、タクマさん。危ないないじゃ
ないですかぁ!」


手をぺぺっと振りながら、頬を膨らませた。


「泣きませんから。大丈夫です」


タクミは口角をあげ、クスッと笑った。






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コメント2

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  1. ☆エリス☆さん(36歳)ID:6660855・02/14

    ジゼルさん

    こんにちは。
    この超長いお話を4度も読もうと
    思ったジゼルを崇拝します。
    ( ̄人 ̄)ネ申

  2. ジゼルさん(100歳)ID:6660834・02/14

    これで読み直し4回目❗️
    何度読み直しても涙が………切ないね。

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