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雨・・・3

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/03 01:25:59

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「お母さん」
母に抱き付くと涙が溢れた。
「あー、あー」嗚咽・・・

駅ということを忘れて泣いていた


「もう、帰ろうか。茜」
母の声が聞こえ、母が私の涙をタオル生地のハンカチでぬぐってる

「うん」
母から離れる
母が傘を開き私の手を握って傘に入れる

「あんたがメールくれるときは、昔からこんな時ばかりね。大学の時もそうだったわね。友達と喧嘩した迎えに来て・・・って。その時も雨だったわね」

大学時代付き合っていた大学の先輩に花火のデートの後に振られて母に駅まで迎えに来て・・・てメールした。その時も花火が終わり、降られると同時に雨が降り出した

その前は高校生の時、友達と遊園地に遊びに行った帰りにとちょっとした言葉のはしを取られ、喧嘩した。その時も喧嘩して別れた後雨が降り出し、母に迎えに来てもらった・・・次の日には仲直りしたな

「私メールした?」

「メールが来たわよ。2回も。駅に着いたと早く迎えに来てと」

私にはメールを打った記憶がない

彼の電話番号を電話帳から消し、ラインのメッセージも削除しブロックした・・・メールは打ってない・・・・


母の左肩が雨に濡れている

駅前の道を大学病院方面にまっすぐ歩く。

大学病院の並びに7階建てのモスグリーン色のマンションがある。そこが私の自宅

3歳の時に引っ越して来た

そして敷地内の同じ系列の幼稚園から大学、大学院まで進学し就職。
2年前26歳で彼と同棲するまで7階の右端の4LDKのこのマンションで暮らしてた。

それから一度もこのマンションには戻ってない。

久しぶりのマンション。

10階建ての病院が見えて来てきた。その並びの右側に7階建てのモスグリーンのマンションも見えた。

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