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しのぶ

本当の愛は、与えるものでした。

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/10/02 10:17:55

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本当に珍しく、バタンキュー、それが特技だった頃もあったけれど、最近はトントご無沙汰だった。
でも夜中にとてつもない密着度に目が覚めてしまう。
なんやねん!と言うのがぴったりな感じだ。
文字通り大の字で寝た私に、洋平がうつ伏せになって、鼻息が耳に当たり、右手は胸にまで伸びて、私の右手は洋平の体の下にあり、感覚がないくらいに痺れてる。
なんじゃこれは!

ふたりで寝てもまだ隙間が残るほどのベッドでの、しかも端っこでどう言うことになってるの?

足からベッドを降りて、目を凝らしたら、
洋平の後ろにこんもりと人の影。回り込んで覗いたら、唖然‥‥‥‥浩平、何やってんだよ!

こいつら、静かに静かに、まだ呑んだくれたわけか。せっかくの久々の質のいい睡眠を、よくもよくも邪魔してくれたわな。
さあ、どうしてくれようか。
イライラメラメラ、ムカムカ、これがこの間、瞳子に教えてもらった、激おこプンプン丸状態か。

それでもまだ完全に抜けきれない睡魔。
枕と毛布で今まで自分が寝ていたベッドの直ぐ下で横になった。腹が立っても眠気に勝てない。
それでやっぱり直ぐに寝てしまったようだ。

朝方になって、人が歩き回ってる気配を感じた。あ、そうか、瞳子だ、休みの日くらい起きて送り出さなければ、そう思ってもなかなか起きられない。
そのうちに騒ぎがもっと大きくなった。誰がが走り回っているようで、時々、しのぶという声も聞こえる。私、なんかしたかなあ、そんなくらいの思考しかなくて、それでも目を開けるのが辛い。

やっとの思いで起きてドアを開けたら、野太い悲鳴が上がった。思わず仰け反ってしまう。
なんなの?

『しのぶ、どこへいってたんだよ。探したぜ。』
???

何言ってんの?

『どこにもいないから 、ああ、でもいてよかった。』

へっ、ずっといたけどね。

無視して下に降りようとしたら

『どこ行くの?』

どこって家の中でどこ行こうが私の勝手じゃないかい。うっさい!

『瞳子、学校だから。、起こして出さなきゃ。』

『もう、永遠が送って行ったから。』

そんな時間?あら、そんな時間だわ。
やあ、よく寝たもんだ。でもこの騒ぎがなければまだ寝ていたかもだな。
それならばと、それまで寝ていたところに戻って、また寝た。

『ここにいたんだ。どおりで見つからないはずだわ。』

『また寝たの?』

『うん、そうみたいだ。』

『もう少し寝かしとく?』

『そうだな、でもどうせなら、上に乗せた方がよく眠れるんじゃないな。』

『下手に動かしたら起きちゃうよ。』

『背中痛くならないかな。』

ボソボソと煩い。なんなんだよ!

『うっせなあ、寝たら悪いのかよ💢💢💢』

誰かが急いで下に降りて行った。

『ごめん、うるさくするつもりはなかったんだけど。な、上で寝ろよ。』

洋平か?

浩平がアタフタと入ってきて

『はい、しい、コーヒー。』

手渡されたマグから、言いたかないけど美味いコーヒーを飲んだ。
ふたりを睨みつけながらね。

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