ウイスキーの香り

【名前と年齢フェイク】 私:憂汰(ういた)と彼:琉翔(るか)の日常*愛するのは貴方

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奥を、突かれる感覚が

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2016/10/07 10:34:24

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琉翔にくま抱っこをされながら、お菓子を食べて、アニメのDVDをみている。
この時間が、たまらなく好きだ。
『今日、いい匂いする。』
「香水少しだけ。」
『いい匂い…。』
後ろから強く抱きしめられて、首筋にこそばゆい感覚が走った。鼻をつけて、匂いを嗅いでいるようだ。琉翔は髪が肩口まであるくらい長く、その髪の毛が、コショコショと首筋をなでている。
ゾワゾワとした、ぶるぶるっと震えた、それが面白かったのか、琉翔はまた首筋をくすぐった。
「今、映画見てるじゃんー。」
首筋を隠すと、面白くなさそうに、琉翔がため息をついた。玩具を無くした、子供みたいに。
すると抱きしめていた手で、脇の下をくすぐってきた。これは、逃げられない…。こらえてはいるものの、声を出して笑わずにはいられず、悶えながら小さく丸まった。
「いふふふふふっ!!ふひひっ!!ひゃははっ!!」
『どこから出てるのその声!』
「も、もういひひひひひひっ……いいからっ!」
『もういいの?じゃあやめる。』
「え。」
変わったやつ。いや、ドS。
そうやって焦らして、私から求めてくるのを待って、それを楽しんでいる。今回こそは、と、私も強がってみる。けどそれもいつものことで、3分ともたない。
ムカつく。でも、嫌いじゃない。
『……なんだよ?』
琉翔に向き直って、胸の中でうずくまった。
『もういいんでしょぉ?』
「……よく、ない。」
焦らされるのは、嫌いじゃない。寧ろ、それを楽しそうに見ている琉翔が、好き。そんな琉翔に逆らえる訳なくて、成り立っているドSとドMの関係。
『全く…素直になればいいの…にっ!』
「いぃひひひひひひひひひひっ!!!」
犬をわしゃわしゃと愛でるように、琉翔は私をくすぐり倒した。いつものことだ。
琉翔は、変わっているというか、何というか。
大多数の男性というのは、女性の胸だったり、そういう写真や動画だったりを見て興奮すると思う。けれど琉翔は違ってて、私以外の女性の裸体は、引くそうだ。好きでもない人の、ましてや、アダルトな作品に出ている女性の裸体は、嫌悪感が出るそう。
友人とそういう話になった時は、なるべく合わせているらしい。
なので、こいつはどこで性的興奮を得るのかと言うと、今です。
私が涙目でヒーヒー言いながら、悶えている姿を見ていると、どうやら興奮してるらしい。自分からは絶対に言わないが、男性というものは一目瞭然ですよね。
たまには…誘ってもらいたいなぁ、と、少しため息が出た。
『どした?』
「いや…?何でもないよ。」
『え、あ…やり過ぎた…?ごめん…。』
「やり過ぎてはいるけど、やり過ぎてない。」
『わかんないよー。』
ぎゅっと抱きしめられるが、モヤモヤする。それが琉翔にも伝わったようで、琉翔も表情が寂しそうだ。
「チューして。」
『はいはい。』
むにっと頬を摘まれる、楽しそうにしやがって、こいつ。なんて思いながらも、唇が重なり合う。
どうして自分から言わないのか、それは初めて行為をした時に、そういうことがあったと聞いたから聞かないようにしている。
でも、少しくらいは…リードしてもらいたい。
「おバカ。」
『ごめん、僕天才なんだ。』
「……天才なら、わかってんじゃないの?」
『…うん。』
当たり前なんだけれど、琉翔のハグは、とても暖かい。それで、優しい。
前に琉翔が、上司に言われていた。琉翔は、大切な人には、俺に着いてこい!ではなくて、大事に大事に包んで守るタイプだ、と。ワイングラスを扱うように、優しく丁寧に、そっと。
『……憂汰。』
「…ん。……する。」

時刻は午後の4時、普通の学生ならまだ学校だろう。琉翔は卒業は問題なく、私は登校日ではない。バイトは、シフトを調整して、休みが被るようにした。
そんな中で、愛を確かめ合う。確かめなくたって、どれだけ愛されているのか、愛しているのか、知ってる。
「ん…あっ、んっ!」
『……。』
ぎゅっと手を握って、指を絡ませて。
「それ、好き……奥がいい…。」
『ん。』
長く、深く、キスをして。
「あっ!あぁ…ん!ん…!」
汗をかいて、子犬のような顔をする琉翔が、愛おしくて。
その手を、離したくはない、絶対。
「琉翔……る、かぁ…。」
好き過ぎて……狂ってしまいそう。
ぷるぷると、琉翔が震えている。ゴムは付けているが、中で感じるものがあった。相変わらず、この壁が、邪魔だ。そうせざるを得ないところでは、あるし。
静かな部屋に、荒い吐息が2つ。そして外から、数羽のカラスの鳴き声。繰り返す度、やみつきになる、不思議な感覚。
『あ。』
ふと、琉翔が声をあげた。
『ごめん…血、出ちゃってる。』
「え…?あ、大丈夫。痛くない。」
『ホント?』
「うん、平気…………!!!!?」
予想外の事態です。
「これ痛い血と違う…別なやつ…。」
『…察した。』
「よ、汚してたらごめんね!」
1週間前なのに、月イチの、アレ。
このタイミングもそうだし、見られたのもだし、汚してしまってるかもだし、恥ずかしい。
『服着てトイレにいっといれ。』
「…泣きそう。」
運が悪いのは、私のキャラ設定なのかもしれません。

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