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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/01 16:06:43

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明日、正樹が飲み会だと知って、かおりは少しホッとした。

かおりが出張などで夕飯を作れないときは、正樹は駅前のコンビニや近所のスーパーなどの弁当で済ませていたようだが、それに対して、かおりの中に心苦しさがないわけではなかった。
朝のうち夕飯を作り置きすることもあるが明日は研修で朝が早いため、正樹が飲み会なのはかおりにとって好都合であった。

かおりが食器を洗い終えてふと指先を見ると、右手の人差し指に小さなささくれが出来ていた。痛みはなかったが、接客で指先が目立つ機会が多いので、日頃からつい意識してしまう。
ダメだと分かっているのについ無理に皮を剥きたくなってしまい、案の定、余計に皮が剥けてしまった。
あーあ、とかおりは肩をすくめた。

そうだハンドクリームをつけよう。
仕事用のカバンは…あ、ソファーの横か。ええっと、確か小物用のポーチに入れていたはず。あ、違う、カバンのポケットだっけ。

そのときそのポケットの中で、チカチカと会社の携帯が光っているのが目に入った。
ハンドクリームを取り出す手を止めて携帯を見るとメールが一通届いていた。

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