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しのぶ

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723 能天気な野郎たち

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/10/01 08:08:33

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足元が揺れて、地震!と、目が覚めたら、なんのことはない。浩平が足元に座っていた。

『あ、ごめん、起こしちゃった。』

うん?ぼやけた頭で考えたら、そうか、私は寝床を奪われてたんだ。ごめんひとつじゃ足りない。

『びっくりしたよ、洋ちゃんと寝てたから。』

何を今更。

『しいも一緒に寝たらよかったのに。』

それを言うか。
ふといい香りが鼻をかすめる。

『どうぞ。』

差し出されたマグを受け取ってひと口飲んだ。

『あ、美味い。』

『でしょ。俺が淹れたんだもの。美味いに決まってる。』

それには答えず、その美味いものをまた飲んだ。

『機嫌、悪い?』

『寝起きだからね。あんたはご機嫌そうだけど。』

『うん、よく眠れたから。しいの匂いがして抱かれてるみたいだった。』

はあ、こう言うことをサラリと言ってのけるヤツだったわ。

『それはよろしい事で。』

時間を見たら7時前。よかった。遅刻にはならない。
瞳子を起こさなきゃ。

『もう起きて下へ行ったよ。』

この兄弟、時々心が読めるんじゃないかと思う時がある 。

『雨が酷いからね。永遠がばあさんと瞳子を送って行くんだって。』

『ばあちゃんも?』

『うん、なんだか瞳子に頼まれてた。
準備、手伝ってとかなんとか。』

そんなんでいいのか、瞳子よ。

そこへ洋平が起きて来た。

『おう、何してんだ、そんなとこで。』

ストンと私の前の床に座ると、マグを取り上げて飲む。

『美味いな、これ。
で、どうしたんだ?』

『ふっ、洋ちゃんも覚えてないんだ。夕べ、しいの事追い出しちゃったみたい。』

『どう言う事だ?』

『俺と洋ちゃんがベッドで寝ちゃったんだよ。』

『ゲッ、なんだって。本当か。
気持ち悪い。』

『それはないでしょ。』

『それでしのぶはここで寝たのか。こんなヤツ、蹴り落とせばよかったのに。』

『そんな事はしないよ、しいは優しいからね。
でも、眠れなかったでしょ。ホントごめんね。』

『もういいわ。それよりシャワーする。』

『じゃ、俺も。』

そう言った浩平をヘッドロックして、ふたりが遊びだした。能天気な、野郎たち。
朝っぱらからお元気な事。そんなふたりを無視してシャワーに飛び込んだ。

雨か、今日くらい晴れてくれたらいいのに。

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コメント1

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  1. しのぶさん(99歳)ID:5310716・10/01

    コマッチャン

    ちょっと疲れたよ。
    眠いし、もう寝ちゃおうかって、寝ちゃいそうだよ。

    明日は休みだあ、ホッ、だね。

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