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切ない恋の物語 

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高校時代128

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/30 16:36:54

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純平と付き合い始めてから
丁度2ヶ月が経った頃…


ミオが花火大会のパンフレットを
持ってきた。


「ねぇ、これさ


沢木君、誘ってみたら?」


「えっ?」


「平日の夜だし

部活終わってからでも行けるでしょ?

まゆの浴衣姿見せたら

彼きっと喜ぶよ!」


「そうかなぁ…

てか、ミオは行かないの?

一緒に行こうよ!」


「何言ってんの!


こういうのは、普通恋人同士で
行くもんでしょ?」


「……じゃあ、ミオは誰と行くの?」


「あたしもね

山本を誘ってみようかなって。

で、告白しようかと(笑)」


「告白?!」


「うん♡」


山本君は、同じクラスの男の子。
諒太と同じサッカー部。


ここ最近、ミオとはいい雰囲気で
くっつくのも時間の問題だと
思っていたけれど…


まさか、自分から誘って
告白するとは…


さすがはミオ姉さん(笑)


「あたしは、ウジウジしてるの性に合わないんだよね。

当たって砕けて

ダメなら次!みたいな?」


ミオの言葉に、思わず笑ってしまい
2人でキャッキャッしていたら


「随分楽しそうだな。」


純平が、背後から声をかけてきた。


「あ、沢木君!いいところに来た。

ねね、沢木君も

まゆの浴衣姿見たいよね?」


「何?花火大会?」


「うん、今週末の金曜日だから。

どう?」


「まゆは行きたいの?」


「あ…うん。

純平が一緒に行ってくれるなら

行きたいかな。」


素直に…思っている事を伝えた。


「じゃあ、行くか。」


彼の返事を聞いて
ミオが、目配せで
私に『良かったね!』と、ウインクした。


そして


「じゃ、あたしも誘ってくる!」


そう言いながら席を立ち


「ねぇ~!山本~!!!」


山本君のところへ
行き、約束をとりつけていた。


ミオの行動力には驚かされたけど


心の中で、ガンバレ…と
密かに応援した。



その日


純平の部活が休みだったので
久し振りに一緒に帰った。


「ねぇ、純平はさ…

女の子の浴衣って好き?」

 
「え?」


「純平が好きなら着て行こうかな…って。」


ちょっぴり照れながら
彼を見上げると


一瞬、間があって…


「好きだよ。」


にっこり笑顔で
意味ありげに見つめられた。


浴衣が好き…


そういう意味だってわかっているのに


“ 好き “という言葉に反応して
何だか身体が熱くなる。


「ん?…どーした?」


「あ、ううん。何でもない。」


純平への思いが
どんどん強くなってきていて


些細な事でも、ドキドキする。


恥ずかしくて俯いていると


彼はぎゅっと手を握ってきた。


そして


「まゆの浴衣…脱がせるのも楽しみ。」


耳元で囁かれた。


その言葉に
全身が心臓になったように
脈が上がり、身体が熱くなる。


そんな私の様子を見て


「その反応、可愛いけど…

いい加減、慣れろよ。

こっちが恥ずかしくなる(笑)」


純平に笑われた。




*

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