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しのぶ

本当の愛は、与えるものでした。

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719 甘ったれのボヤキ

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/09/30 13:28:21

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永遠も混ざった男5人、わけのわからない話しで盛り上がってる。
まだそばにいたいらしい瞳子を連れて、二階に上がった。
私は仕事だし、瞳子は学校がある。すぐにでも明日になりそうな時間だ。
お風呂に入ってから、布団に潜った。浩平の嬉しそうな顔、やっぱり家が一番なんだろう。

目が覚めた時、洋平はもう隣で寝ていた。
ご丁寧にこちらを向いて、酒臭い鼻息を私に吹きかけてくれている。
起きて空気清浄機をいれてから、水が飲みたくて部屋を出た。
ふと人の気配を感じて、みれば浩平がテラス側の椅子に座っているのが見えた。

『どうした?眠れないの?』

『起こしちゃった?』

『ううん、そんなことない。』

『じゃ少しでいいからここに座って。』

自分の隣をポンポンとするので、そこに座った。

『義母さん、喜んでいたね。』

『変なことばっかり言ってたよ。』

『びっくりして、興奮してたんだよ。可愛いじゃない。ばあちゃんらしい。』

それから少し沈黙が続いて

『私、もう寝るよ。明日仕事だし。』

立ち上がろうとしたら

『もう少しだけ、少しだけいてよ。

まるで捨てられた犬ころだ。

『甘ったれが。なんか話しがあるの?』

私が座り直したのを認めると、また同じように、背中を少しばかり丸めて座る、いつもの浩平の姿勢。

『甘ったれはホームシックにはならなかったの?』

『最初はね、夢中だったから。
でも慣れて来て余裕が出て来たら寂しくなった。寂しいって言うか、物足りないって言うか、隣に座って黙っていても気にならない人が、恋しいって思った。』

『そんな人ができなかったわけ?』

『そんなに簡単に人を好きになんかなれないよ。』

『へえー、浩平がね。ここにいるの、本当の浩平なの?』

おどけて顔を覗き込んでみた。ちょっとドッキリ、見つめた目が、あまりにも刹那げだったから。

慌てて逸らして

『義母さんも、例えば目の色が違っていても、髪の色が変わっていても、いつか浩平がそんな人を連れて来てくれるんじゃないかって、待ってるよ。
私もね、そんな甥っ子とか姪っ子に会ってみたい。』

『たぶん、無理。俺は子どもなんかいらない。永遠と瞳子がいればいい。
言ったろ、好きになんかなれないって。
ダメなんだよ。
遊び過ぎたのかな。大きなバチが当たってるのかもだな。』

『浩平、やっぱり寝るわ。姉ちゃんは明日仕事だからね。甘ったれの弟の相手はしてられない。悩むのはいいよ。たくさん悩んで、考えて、でもね、本当に好きな人ができたら、悩むことも考えることも二番目になる。ただただ、好きな気持ちだけになる。
その人をみていたい、そばにいたい、抱きしめたい。
きっとそんな人にまだ会えていないんだよ。
楽しみはもう少し先なのかな。
そんな日が来るのを、姉ちゃんも楽しみに、待ってるよ。

おやすみ。』

振り返る事をしないで、部屋に戻って、洋平にしがみついた。

『ありがとうよ』

洋平、聴いていたの?

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コメント2

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  1. しのぶさん(99歳)ID:5294375・09/30

    ココロさん
    あんなでかくてヒネタヤツ、そうは思うけどほっては置けない気持ちがあります。
    まあいる間は、優しくしてあげます。

  2. ネネさん(89歳)ID:5294351・09/30

    しのぶさん

    失くして 気がつく
    その大きさに
    いだかれていた心
    甘えていた心
    戻ることは できないけど
    その大きさに 包まれ
    羽をやすめたい

    姉ちゃんとして
    守って 隣にいる だね

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