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【小説】ボク恋~カオル編~

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テーマ:小説 > BL

2016/09/30 15:55:26

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★ボクはそれでも恋をする★       





その日はささやかなタクミの歓迎会が
行われ、いつもは静かな食堂が、にぎ
やかだった。

タクミは始めシンジの隣りに座って
いたが、他の生徒達に呼ばれ、点々と
席をかえ、交流を深める。

30人近くいる生徒たちの顔と名前を
あらかじめ覚えておいたタクミはすっか
りなじみ、今日来たばかりとは思え
ない様子に、センター長の加藤は目を
まるくしていた。


「さぁ、そろそろお開きだよ」

「ぶーぶーーぶーーー」

「ダメダメ、規則正しい生活をしな
くっちゃ」


タクミに促され、生徒たちは食器を
片付け始め、それぞれの部屋に帰っ
ていった。


「梶先生」


若い男性教諭に声を掛けられる。


「はい」

「今回の実習担当の橋本です」

「あ、梶タクミです。よろしくお願い
します」


橋本も壬生福祉大学の出身で、タクミ
より5つ年上だった。


「私が卒業した年に入学したんだね。
まあ、そんなに緊張しないで、気楽に
やっていこう」

「はい」


橋本はさわやかな笑顔で微笑み、食堂
を後にした。


「優しそうな担当さんでよかったぁ。
歳も近いし、いろいろ教えてもらおう」


小さくガッツポーズをして、片付けの
手伝いにむかった。








生徒達が寝静まり、夜の巡回をタクミは
初めて経験する。

ランタンの様な明かりを持って、一部屋
ずつ回り、全員が眠っているか確認し、
最後に日誌をつける。


「梶先生、日誌のつけ方説明するね」

「お願いします」


橋本の肩越しから日誌を覗き込み、
つけ方を教わる。タクミはあまりにも
熱心すぎて……


「あの、梶先生」

「はい?」

「近いです」

「はっ!」


頬が触れる程、近づいていた。


タクミは顔を赤くして、飛びのいた。






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コメント1

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  1. ☆エリス☆さん(36歳)ID:5307282・2016/10/01

    マイコさん

    たっくんなら、東大もはいれるかな。
    なんて、現実と妄想の狭間によく
    はいりこむエリスです(笑)

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