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ユキさんのブログ

エンディング♪世界が終わるまでは〜♪のとこをYSB登場選手に置き換えると萌えてしまう

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高校3年生 悩んだ私へ

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/29 17:04:12

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別に『コラー!』って
怒られたわけでも
『うちのヒロリンに何するのよ!』
って怒られたわけでもない

優しそうなお母さまから放たれる波動が

身動き取れないほど

怖かっただけ






「深内くんのお母様ですね
 副部長の千葉です」

やっぱ副部長なったんじゃん


「深内です
 広翔の母です」
「こちらにどうぞ
 部長も監督もおりますので」
大人のちばっちがなんだか助けてくれた

「のび太…」
って言いかけて後藤を見るちばっち
「ヒロリン」
「そっちは頼んだぞ」
お怒りのお母様を連れて
ちばっちは事務所に行った



「ごめん…」
「私がごめん…」
「いつものことすぎて止めるの忘れてた…」


「ヒロリン…
 1人じゃないなら言っといてよ」
「ごめん…
 まさかあんな歓迎だと…思わなくて」
「学んだな
 大体あれだから」
「うん…」

「ん?ヒロリン竜崎先生は?」
「もう来ると思うけど…
 僕たちは昨日大阪に寄り道して来たから」
「大阪?」
「うん、お父さんがいるから」
「そうなんだ〜
 お父さんに会ってきたの?」
「うん」

「ヒロリンこっち
 かな、ヒロリンはリボン?」
「うん、後藤も付けといて」
ガタガタ揺れる長机
名簿にチェックつけて

「ヒロリン、リボン…」

ヒロリンは階段の上から
初めて見る出来上がった舞台に

見惚れていた


「はいはいチクッとしますよ」
後藤がヒロリンの胸にリボンをつけて
「すごいね…」
「だろ〜
 俺は何もしてないけど
 かなが頑張って作ったからさ〜」

ヒロリンは私を見て

優しく微笑んだ


「すみませーん、受付の方いませんか〜」

「いません」
「お、ヒロリン久しぶり」
「お久しぶりです」

「お名前お願いします」
「青藍高校の嶺ですけど
 本日はおめでとうございます」
「ありがとうございます」
ん?
「何それ?」
「お祝い、その黒いのに綺麗に置いとけ」
「そうなの?」
「あそうだ!
 お前あの口座の暗証番号変えただろ!」
「あぁ、そう言えば…
 甲子園の支払いした時
 ATMの機械が
 定期的に変えてくださいって言うから」
「予選大会の金もこのご祝儀も
 下せなかっただろ!」
「ごめんごめん、私の誕生日」
「何でお前の誕生日なんだよ…」
「エヘ」
「ぶりっ子で誤魔化すな」
「痛!」

「ん?」

「あ、ヒロリンの妹のヒロコちゃん」
「博美です」
「言われてみたら似てるな
 この人ヒロリンのこと大好きだから
 よろしくな~」

「付き合ってないんですよね?」
「はい?
 付き合ってないよ~
 大好きだけど…なんて言うか
 大好きなんだよね」
「ふ~ん
 でもお母さんは
 お兄ちゃんの彼女だと思ってるし
 お兄ちゃんを誘惑した
 悪の根源くらいの勢いですよ」

は?

「まぁ間違いではないな」
「間違いじゃん!」
「お前が誘惑したのは事実だし」
「そうだけど…違
 いやどう考えても…そうだね」
そっか普通
抱擁くらいであそこまで怒らないか

ん〜っと…

私がヒロリン誘惑したのは約一年前
心優しいヒロリンを悪女が悪魔のささやきで
遠路遥々ここ明稜へ誘い込んで
決まっていた関大を断らせた
そりゃ心穏やかではないね
過保護だって言ってたし
自宅から通わせたかった?
もしかして分類分けしたら息子LOVE派?
たくちゃんちの息子LOVEとはまた違う気がするけど
ママン私にエビグラタン送ってくれるし

ヒロリン優しくて可愛いから
4年間も離したくないよね
しかもパパもいないんだし寂しいよね

1年間蓄積された
誘惑女への嫌悪感は…

そりゃ仕方ない!
だいぶ溜まってるわ!


「おはようございます!」

「あ、金子監督!
 この前はありがとうございました!」
「こちらこそ
 今日はお招きありがとうございます」
工業大の監督さん
ガタガタのテーブルで名前を書いて
お祝いをくれた
「うちに来なよ〜」
「えぇ?!そんな…」
「もっと早くナンパしとけばよかったな〜」

「金子監督ご無沙汰しております」
「嶺先生!今からどうにかならない?」
「なりませんね
 下條先生2年の春からナンパしてました」
「そんなに早く?!」
「金子監督、どうぞ下へ」
「誰かいる?」
「宮地先生が事務所に」
金子監督は事務所に下りていった

「ヒロコンちゃん下行こうか?
 どんどんお客さん来るし」
「あ、はい
 邪魔になりますよね」
「見学したらいいよ
 ヒロリンが惚れた悪の根源さんを」

監督が博美ちゃんを
階段横の見学席に連れて行って座って何か話していた

「ただの怪しいおじさんに見えるな」
「3万でどう?とか言ってない?」
「言ってる」

時間がもう迫ってきて
出席者はどんどん集まって来た

「かなちゃん!」
「高須先生!」
「いやいや立派だね~」
とか
「このたびはおめでとうございます
 立派なグラウンドが出来ましたね」
「ありがとうございます」

そんな挨拶をいくつもして


「あ!」

キャンパスから抜けてくる道
顔を上げたその人は

私を見つけて少しだけ笑った

「竜崎先生!」

思わず駆け寄ってしまったけど

「栗原さん!」
いつの間にかヒロリンは追いかけてきてて
ついうっかりは阻止された

「何しよるか」
「いや…さっきちょっと…」
「竜崎先生待ってましたよ~!」
「ほら土産
 クッキー好きか?」
「わーーい!
 ヒロリンあとで一緒に食べよ!」
「うん」
「竜崎先生あっちで待っててください
 もう始まるけど」

「デカいな…」

竜崎先生もグラウンドにみとれた

「すごいでしょ?」
「あぁ」

ヒロリンの背中をポンと叩いて
私の頭もポンと叩いた

「しっかりやれよ」

あの時と同じ優しい顔だった

決勝の後のあの時と



「かなーー!
 事務所に来いって!」
「はーい!」

「ヒロリン受付お願いね」
「うん」


おお!
ビックリした…

階段を下りかけて
見学席にいたヒロコンとナンパおじさんに
お母さまがプラスされていた

奇妙すぎる組み合わせ

少し頭を下げてその横を駆け下りた

準備した式典用の椅子に
招待客はほとんど揃っていて
ちばっちがマイクの音を確かめたりしていた

コンコン

事務所のドアを開けると

「え?下條先生?」

「かなちゃんおはよう」
「いつの間に…」
「あっちから来たし」
レフト後方の駐車場を指した

「栗原さん?」
「今は紫藤かなさん」
「まぁそうだった」
可愛らしい
そうね
牧瀬里穂みたいな人

「下條の家内でございます」

シモジョウノカナイデゴザイマス

何語?

「かなちゃん、うちの奥さん」

ハニーか!


いつだったか想像したことがあった
北海道にいる下條先生の家族

奥さんをみただけで
暖かい幸せなお家の空気を読めた感じだった

「よろしくね
 パパの野球に付き合ってあげてね」

可愛くて柔らかい雰囲気

「私も楽しみだな~
 早く明稜の試合が見たいわ」

あんなに悩んだけど
あの時断らないでよかった


あの時の私に教えてあげたい

みんな楽しみにしてるよって


ドラえも~~ん!

タイムマシーン貸してーー!

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コメント7

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  1. 詩織さん(27歳)ID:5287729・09/29

    フォー!!
    竜崎先生〜萌。お土産まで!笑

    どうなるヒロリンママ!\(^o^)/

  2. ユキさん(32歳)ID:5286936・09/29

    リンジーさん
    ヒロコン笑
    訂正しない上にあだ名までつける笑

  3. ユキさん(32歳)ID:5286914・09/29

    レーナさん
    竜崎先生ついうっかり期待してたかな笑
    平川先生にはしちゃうしね♡

    この愛されキャラぶりを見てくれたかな( ´艸`)

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