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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

性懲りもなくBLです。BLとは男子と男子が愛し合う事です。ご注意ください。

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テーマ:小説 > BL

2016/09/29 19:34:06

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★ボクはそれでも恋をする★       





マンションのドアにカギをかけ、大きな
荷物を肩に担ぎ、いざ出発。

エントランスからlove butterflyへ通じる
階段を振り返るが、開店までまだまだ時間
があるので、人の気配すらない。


「カオルさん、行ってきます」


と、階段に向かって挨拶をする。


「気を付けていけよ」


と頭上から声が聞こえてきた。驚いて
振り仰ぐと、ベランダからカオルが
顔を出していた。


「カオルさん!」

「しっかり食って、しっかり寝ろ」

「ハイ!」

「いってこい」

「いってきま~す!」


タクミはパタパタと手を振って、
歩き始めた。







真夏は朝でも暑く、気温もすでに30度を
越えていた。途中のコンビニでいろいろ
買い込み、バスと電車を乗り継いで、
ひまわりの家へ到着したのは夕方だった。


「変わってないなぁ」


ちょっと年代物の校舎と広い校庭。
山々に囲まれているせいか、ちょっと
だけ涼しく感じられる。

門をくぐり、玄関へ入ると、10歳くらい
の男の子が廊下を横切った。

靴を脱ぎ、持って来た上履きに履き
かえているタクミに気づいた男の子が
廊下をパタパタ走って戻ってきた。


「ん!?」


タクミが足音の方を見るとそこに
目をキラキラさせたシンジが立って
いた。


「あっ!もしかしてシンジくん?」

「んあ!た、た、た!」

「そうそう、タクミだよ。うわ~
シンジ君、逞しくなったね」


タクミはカバンを放り出して、シンジ
をギュ~~っと抱きしめた。
シンジもタクミをギュ~~~っと抱き
しめかえしてくる。


「うわぁ、力もついた!」

「んっ!んっ!」


ピョンピョンはね、全身で喜びを
表現している。


「シンジ君、新井さんのところに
連れて行ってくれるかな」

「………」

「ん?」

「ムリ」

「へ?」


急にシンジの温度が下がってしまった。






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