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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

性懲りもなくBLです。BLとは男子と男子が愛し合う事です。ご注意ください。

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不安【245】

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テーマ:小説 > BL

2016/09/28 17:09:28

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★ボクはそれでも恋をする★       





タクミが自宅へ帰って来たのは、夜も
遅い時間だった。


「やばい!バイトに遅れちゃったよ」


と、慌てて制服に着替えようとクローゼット
をあける。しかし、そこに制服はなかった。


「あ、そうだった。バイト、クビに
なったんだった」


タクミはショボンとして、クローゼットを
しめる。バイトがないという事は当然、
賄いもない。


「お腹すいたなぁ」


タクミはフラフラ~っと部屋を横切り
ベッドへパフっと倒れ込んだ。


「リキ、何してるかなぁ……」


誰もいない部屋に空腹。人恋しくなった
タクミはポケットからスマホを取り出す。
アドレス帳からリキの番号を開き、通話
を押そうか、やめようか、指が行ったり
来たり。


「きっと、休んでるよな」


リキの優しい笑顔を思い浮かべながら、
目を閉じると、そのまま眠ってしまった。






翌朝


コンビニで食料を調達し、腹ごしらえを
したタクミはいよいよ、ひまわりの家へ
実習に行く準備にとりかかった。

大きな旅行鞄に身の回りのものと、実習に
必要なものを詰め込む。


「よし、あとは……」


机の引き出しを開ける。


「これを持っていかなくっちゃね」


と、シザーケースに入った、タクマの
形見のはさみを取り出した。


「タクマさん、2人の夢にまた1歩、
近づきますから。見ててください」


ケースのふたを開け、中からはさみを
取り出し、高く掲げる。窓から朝陽が
入りキラッと刃が光った。


「ふふふ、キレイ。ボクだってちゃんと
お手入れできるんだからさ」


キラキラさせていると、ふとシンを
思い出した。


「そういえば、タクマさんのお墓の
前でボクが自殺するんじゃないかって
シンが止めにきたよなぁ。そそっか
しいんだから」


タクミはいろいろ思い出している
うちに鼻の奥がツンとしてきた。


「シン……アメリカで頑張ってるん
だろうな。グズズ……ボクは……
どうなんだろう。シンに胸をはれる
かな…」


堪えきれず、涙がポロッと滴る。


「タクマさんの想いを……受け継げてる
かな……」


タクミは不安で仕方なかった。







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コメント2

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  1. ☆エリス☆さん(36歳)ID:5286609・09/29

    キャロラインさん

    嫌いになって別れたわけじゃ
    ないので、忘れたりしませんよ。

    要所要所で回想きます。
    回想だけ?うふふふ

  2. キャロラインさん(40歳)ID:5281164・09/28

    たっくん(&エリスさん)、シンを思い出してくれてありがとう♡もうリキのことしか頭にないのかと悲しかったのよ(T^T)
    たっくん、いつも頑張り過ぎなくらい頑張ってるから大丈夫!シンもタクマさんもわかってるよ✨

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