アリスさんのブログ

恋愛小説ふう回顧録、ときどき普通

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忘れられない

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テーマ:小説 > 短編

2016/09/28 22:39:38

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置き去りにされた堺は1人苦笑いした。
《まったく、何してるんだろ。調子狂う。》
なんでだ?と考えてしまう。考えても仕方ないのに。
多分、いなくなることが悲しかったのだろう。
その頃、リリは帰り道を歩いていた。
(つい、思い出してしまうよ。まだ、火照ってる。)
翌日、封筒が届いた。
辞職理由書類、雇用契約解雇通知の書類が。
それらにサインや理由を書いて送り返した。
その日の夜は開設準備の最終段階だった。
明日からの仲間と一緒にチェックしていた。
そこへふらっと村雨がやってきた。
「準備は順調か?明日からよろしく頼む」
そう言うと村雨は瞑想し始めた。
仲間の1人が私に話しかけてきた。
「あの人、気まぐれですよね。何なんだろう?」
すると、「おい!そこ煩い!静かにしろ」
(あ~、近寄るとヤバイパターンだ)
「ちょっと!静かにしましょ。考えがあるんでしょう」
そうしたら、その人は私に小声で聞いてきた。
「リリさんはあの人の彼女なんですか?随分気にしてる
ようだけど。」「違います。ただの知り合いです」
私は違和感を感じた。(この人何なんだろう。こんなに
詮索して。感じ悪い。これから私、大丈夫かな?)
すると、その人は言った。
「今、色々考えていたでしょう。私は分かるの。
ご免なさいね。明日からよろしくね」
そう言って、その人は手を差し出した。
ぎこちなく、握手した。
だいたい、準備は終わっていた。
私は村雨を避けて帰ろうとした。
するとさっきの人が寄ってきた。
「このあと、時間ある?良かったら食事しませんか?」
「ご免なさい。用事があるので先に失礼します。」
私は逃げるように出ていった。
村雨はリリが出て行ったのを感じてから聞いた。
「お前何が狙いだ?俺のツレに何か文句あるか?」
「文句だなんて。ただ、気になっただけです。
それより、今から仲間割れは良くないですよ。」
「俺だって仲間割れはしたくない。ただ気になっただけだ。」「同じですね。取引しませんか?」

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