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恋〜いつか出逢ったあなた〜

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/26 22:45:51

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今日はオフだけど…家に帰ったら両親は『病院に行って、帰りに買い物をして帰ります』と書置きをして出かけてた。

そんなわけで、俺はシャワーをして着替えると、事務所に向かった。

「……」

少しだけ、自分の手の平を眺めた。

夕べ…神とギターを弾いた。

親父を喜ばせたくて頑張ってたギター。

朝霧さんに助けられた事で、ギターへの想いはより強くなって…

いつか、朝霧さんに認められるようなギタリストになりたいと思ってたが…

今となっては…だ。


だが、夕べ神とギターを…

Deep Redの曲を弾いてる時…

「おまえ、もう歌わねーの。」

突然、神に言われた。

「は?俺?今更だろ。」

実際…SAYSが解散した後、しばらくはソロで頑張ったが…

あまりにも今一つ…何か抜けるものを自分に感じられなくて、渡米した。

それからはもう…

若手のプロデュースと、機械いじりの道に進んだ。

…逃げた。と言っても間違いじゃない。


「俺、京介が欲しかったから、里中の歌はあんま聞いてなかったけどさ。」

神にそう言われて、昔…神が朝霧さんとSAYSのスタジオを見に来た事を思い出した。

あれはクリスマスイヴ。

ビートランドでは『遊んでいい日』だった。

何としても売れたかった俺たちには、遊んでいい日なんてない!!と、スタジオにこもってたんだっけな…


「ここに越して暇だったから、京介にSAYS借りて全部聴いた。」

「………は?」

「人の事ばっかしてるなんて、もったいねーよ。歌えばいいのに。」

「……」

その時、俺は数秒瞬きを忘れたし…動きも止めた。

突然止まったギターの音に、神が顔を上げて。

「いいとこだったのに、なんで止めんだよ。」

眉間にしわを寄せた。

「いや…」

そう言われて、再び弾き始める。

俺…神に褒められた?

「三曲入りのミニアルバム、あれは特によかった。」

「……」

「声に合うギターの音をちゃんと分かってんだなーって。だからギタリストはみんなおまえに相談するんだなって分かった。」

「…そこか。」

「歌もよかったぜ?特に二曲目の『知った風な~』って所で…」

「あーっ!!何だよおまえ!!それ言うなー!!」

自分でもどうかと思いつつ、京介と小野寺に言われて少し色気出して歌ったフレーズ。

後で聴いて恥ずかしくなった。

俺にとってはお蔵入りフレーズだ。

…だけど、神がそんな細かいところまで聴いてくれてるなんて…

ちょっと嬉しかった。


「…高原さん。」

ロビーで高原さんを見つけて声をかけると。

「おお、里中。音楽屋に寄ったら社長から礼を言われたぞ?今年はオタク部のボーナスをはずもう。」

高原さんは笑顔でそう言った。

…オタク部…

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コメント2

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  1. ヒカリさん(101歳)ID:5276806・09/28

    エミリさん
    なっちゃんも結構ひどーい( ´艸`)ムププ

  2. エミリさん(88歳)ID:5267170・09/27

    あはははははは(笑)

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