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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

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天然【244】

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テーマ:小説 > BL

2016/09/27 16:59:51

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★ボクはそれでも恋をする★       





そのまま、ロフトと言う名の会議室
で案を出し合い、夕方までディスカッ
ションが続いた。


「今日はここまでにするか」

「はい」「はい」

「タクミくん、また1日つぶしてし
てしまったね。すまない」

「いえいえ、とっても有意義に過ごせ
ました。こちらこそありがとうござい
ます」


タクミはホクホクしながら、ロフトから
降りる。すると、下でレイジが待っていた。


「梶くん、お疲れ」

「お疲れ様です」

「もう、帰っちゃうの?」

「はい。すぐ、施設での実習があるので」


目を輝かせて答える。


「ふ~ん。梶くんは学校の先生になるの?」


唐突に聞かれ、答えに詰まる。


「えっと……はい」

「へ~。先生なんかより、こういう開発
の方が向いてるんじゃない?」

「いいえ、ボク、ある人と約束したんです。
いろんな訳があって学校へ行けない子に
道を広げてあげるっていう」


レイジはつまらなさそうに、タクミを
見下ろした。


「勿体ないな。梶くんは絶対この仕事
向いてるって思うんだけど。社長も
言ってたよ」

「え?」

「対人スキルが高いから、生の人間
目線でゲームが作れる貴重な子だって」


タクミは言葉の意味が解らない。


「?」

「要するに、梶くんの人間性に感銘
したってこと」

「??」

「わかんないかなぁ~。あのハルカさんが
梶くんに心を開いたのが、リョウヘイさん
には信じられないんだって」

「???」


益々、判らなくなるタクミ。


………心を開くって、ハルカさん、始め
  っから、フレンドリーだったよな。
  どういうこと?  


レイジが続ける。


「ハルカさんね、耳が聴こえにくいから、
初対面の人とは打ち解けられないの。
だけど、梶くんとは笑ってしゃべって
たでしょ」

「うん」

「それが、梶くんの特技?武器?何て
いうのかな……人となりかな……なんだってさ」

「う~ん……」


タクミはどう反応したらいいのか困り
曖昧に相づちをうった。


「深く考えなさんな。梶くんは天然って
ことで。ふふふ、お疲れさん」

「て、天然……」


すれ違いざまに背中をポンと叩かれ
タクミはレイジを振り返る。

レイジは後ろ手にヒラヒラ手を振って
自分の席へ行ってしまった。


「お疲れさまでした」


ペコッと頭を下げ、タクミはログハウス
を出て、アトミックテックを後にした。





△(^_^;)

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