恋をしよう

NEWSのコヤシゲ、back numberの依与吏くんと脳内恋愛中。妄想短編小説。

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かたち × こやしげ 1

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テーマ:小説 > BL

2016/09/25 23:57:08

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ここからはBL(ボーイズラブ、男性同士の恋愛、性行為)の話です。

苦手な方、嫌悪感のある方は読まないでください。


また、あくまでも個人の妄想であり、実在する人物とは全く関係がありませんのでご理解下さい。






Twitterやブログなどでたくさんのファンの人たちが「おめでとう!」って、お祝いしてくれてる。

「13年だって。」

「すごいな。」

「そんなにおれたち、一緒にいるんだ。」

「長い?
短い?」


「うーん。
わかんない。」

「長かったような、短かったような。」

「まあ、いろいろあったからね。」




「これからも、よろしくね」

「じゃあね〜!
お先〜!」




そんな会話を4人でして。


先に部屋を出たのは手越とまっすー。
残った小山に声をかける。

「明日、朝早いんだっけ?取材?」

「都内だから、そこまでじゃない。しげは早いでしょ?お取り寄せ。」

「まぁ・・・ね。
ちょっとだけ、うち寄る時間、作れない?」

「いいけど。なにかあった?」

「じゃ、帰ろうぜ。」

不思議がる小山の問いかけには答えず立ち上がった。

「ちょっと待ってよー。」

ドアのところで振り返ると小山は楽屋の中をキョロキョロして忘れ物がないか、汚してないかチェックしたあとで言った。

「お待たせ。」


駐車場まで並んで歩く。

小山は、「すっげー怖いんだよー!なんか映るし」とロケで行った廃墟の話をしている。
おれは、生身の人間の方がよっぽど怖いけどな、なんて思いながら相槌を打つ。

「小腹が空いたなー。コンビニ寄ってくんない?」

「適当に作るよ。」

「やった!でも甘いものも食いたい。」

「あ、頂き物のプリンあったな。」

「食っていいの?」

「2つあるから。」

「わーい。」そう言いながら、今度は甘いものの話が始まった。「秋のお菓子の新商品がコンビニに並び始めた」とか、「涼しくなってきたから、そろそろチョコが食いたくなるね」とか。
おまえは季節関係なくチョコ食ってんだろ、と言うつっこみは、心の中に留めておいた。

車に乗り街中を走る。
どんよりとした空のせいで暗くなるのが早いような気がする。
明日のことを思うと、日付が変わる前に帰してやらないと、なんて思いながら小山を見ると、うとうとしている。

早く夏休みになるといいな、お互いに。

気持ちよさそうに眠っていた小山を起こすのはしのびなかったがうちに着いたので声をかけた。

「ごめん。寝ちゃってたんだな。運転ありがとう。」
うーんと言いながら、大きく伸びをした。

「おれは自分ちに帰るためだから、全然。」


鍵を開けて部屋に入る。
「おじゃましま〜す。」

引越ししてからは数回しか小山は来ていない。
「また少し変わったな」なんて言いながら部屋を見渡している。

「なんか飲む?」
「んー、ビール。」

ソファに座った小山にビールとグラスを渡し、作り置きの揚げなすの南蛮漬けと鶏ハム、枝豆、野菜ステックを並べる。


「13周年、おめでとう!乾杯!」
「かんぱ〜い!」

目の前の料理につられた小山のテンションの高い声。
「いっただきまーす!」

さっそく箸をつける。

「ほんと、まめに料理するよねー。
しかも、うまいしさー。
胃袋がっちり掴まれてるよ。

で?
なんか話があったんでしょ?」

ちらりとおれを見て言う。

「まぁ、13周年だし?
ちょっとお祝いしようと思ってさ。」

そう言うと
「せっかくだから4人ですればよかったじゃん。」

「そうなんだけど、今日は遅くまでは無理じゃん。
盛り上がってて、途中で『ごめん、お先』はないだろ?」

「そっか。」

納得した様子でうなづく小山。

そこからたわいもない話をして時間が過ぎる。
目の前の料理もほぼ食べ尽くした。

小山がトイレに立った。




お湯を沸かし始める。
テーブルの上をかたづけていると小山が戻ってきた。

「手伝うよ。」

コップを運んでくれる小山に言う。

「紅茶淹れてくれる?
おまえが淹れると、うまいから。」

「うん。」

少しだけ赤い顔でふにゃりと笑う。
酔いもあっていつもより幼く見えた。

紅茶を淹れてくれてる間に食洗機に食器を入れ、スイッチを押す。

「デザート、食うだろ?」


小山の前に箱を置いた。
「もしかして、でっかいプリンなの?」

「ばーか。」

出てきたのはいちごと生クリームだけのシンプルなケーキ。
チョコプレートには、

「NEWS !
Happy 13th Anniversary 💕」
の文字。

そして13と型取られたロウソク。

「しげちゃん、ありがとう!」

「ソファーの方に行こうぜ。
ロウソクに火つけて。歌って、写真、か?」

小山がカップをかちゃかちゃ言わせながら紅茶を運ぶ。

こぼさねーか、あいつ。

ライターを探しロウソクに火をつけ、電気を消す。

「歌は?」

「そこはNEWSのでしょ。」

「じゃ、せーの。」

♬「「生まれたこと
出会えたこと
今 そばにいれること ありがとう

♪NEWSのHappy Birthday
一年に一度の魔法
特別な日」」

「ロウソクは?」

「小山が消して。」

ふー。

あまり見えないけど、きっと、かわいい口をしてるはず。

「ケータイ、ケータイ。」

小山がバッグの中からケータイを出し、ケーキと写真を撮り始める。

「しげも」

その言葉に、小山の隣に行く。

おれがケーキを持つと小山がケータイをふたりの前に掲げた。
シャッター音が連続で聞こえる。

「連写かよー。」

「いいじゃん。しげのケータイにも送ってあげる。」

おれのケータイが遠くで鳴っている。

「さんきゅ。」

ケータイを置いた小山。

「うまそう!食べていーい?」
プレートを外し、見つめている

13年。
きっといろんな思いが、あるよな。



「しげちゃん、はい、あーん!」

にっこり笑う小山。
目の前に差し出されたフォークに刺さった艶々のいちご。
つきあってやるか。

「あーん。」

「やばい、しげちゃんがかわいい!
写真撮りたい!」

「撮るんじゃねーよ。」

今度は生クリーム。
フォークと反対の手には、ケータイ。

「あーん。」

仕方ないから撮らせてやった。

紅茶を飲む。
やっぱり小山が淹れる紅茶はうまい。
なぜだろう。

「おまえも食えよ。」

「うん。いただきま〜す!」

大きなひとくち。
唇の端についているクリーム。
下がりきった眉。

まるで子どものよう。

そんなこいつを、愛しいと思う。




続く

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