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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)虎44

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/25 16:56:36

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それから2日たって、ようやく雪は翔の元へ戻った。俺は雪の元へ毎日通った。俺は翔の昔話を雪にした。いい話も悪い話も。翔はあまりいい顔しなかったが。

蘭子は相変わらず、ほとんどを俺の家で過ごした。俺の本宅で行われる予定の結婚の儀は2ヶ月後に決まった。両方の組の幹部が顔を揃えて、その前で行う。それが終わって初めて俺たちは、両方の組に夫婦として認められる。

「雪ちゃんどう?」
「ああ…日に日によくなってる…」
「私も会いに行こうかな…」
夕食を二人で食べる。

そうだった……
雪には俺のことまだ言ってねー

「いやーまだダメだろ?」
蘭子の箸が止まる。
「なんで?」
「いや…あれだ……」
蘭子の目が俺の目を捉える。とても嘘を通し続けることなんて出来ない。

「実はだな…」
雪には俺がオネエだと思われていることをこれまでのことを話した。
「はーなにそれ!笑える!」
蘭子は大爆笑。
「雪にとっては俺は女友達みたいなもんなんだよ……だから……まだ黙っておこう…」
「わかった…」
雪のおかげか、その日は楽しい夕食の時間になった。


いつものように病院に顔を出す。
「またお前か…」
翔の大きなため息。
「何よ、その反応…ねぇ、雪ちゃん!」
「うん!」
「俺…タバコ吸ってくるわ…」
翔が部屋を出ていった。病室に雪と二人きりになる。

「ねぇ、ヤスさん…これ見てくれる?」
雪がパジャマの裾をまくりあげた。
「どう…思う?」
腰を横断するようについた大きな傷。
「どうって?」
パジャマを元に戻し、雪が下を向いた。
「翔さん……気にするかな?」
「え?なんで?」
「だって……大きいもん…ビックリするかな…」
「まぁ……そうね、自分を庇ってついた傷だからね」
「でも、それは私が勝手に…」
「そうね……でもそれって…翔ちゃんが好きだからでしょ?」
雪は力強く頷く。
「じゃあいいじゃない!私があなたを守ったのよ!って胸張ればいいのよ!」
「ヤスさん…」
「そんな傷の一つや二つで、とやかく言う人じゃないことくらいわかってるんじゃない?」
「うん……そうだね…」
雪の顔が少しだけ、柔らかくなった。

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