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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)虎38

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/25 07:50:48

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蘭子は俺にもたれたまま、動かなかった。
「ぁぁ…は…はぁ…」
「蘭子?」
蘭子の顔がゆっくり俺に向いた。その目は虚ろで、口はただ呼吸するためだけに開いている。
「大丈夫か?」
「も……む…り……」
「ちょっと……やり過ぎた…」
蘭子の髪を背中を撫でる。

蘭子を立たせて、体を綺麗にする。蘭子は時折、フラフラと俺にもたれた。バスルームを出て、体を拭いてやる。少しずつ蘭子が戻ってくる。
「も…大丈夫……自分で…」
「今日は俺がやる…」
蘭子を制し、髪を体を拭く。
「ああ、そうだ……今日はこれを着ろ」
それは蘭子のために買った赤いシルクのネグリジェ。蘭子がうちに泊まるようになって、寝るときに着るものがないことに気がついた。まぁ、ほぼ毎日、蘭子を貪るように抱いてから眠るから、意味がないといえばそうなのだが……。

蘭子の腕にそれを通し、ボタンをはめていく。
「ああ…よく似合う……すぐに脱がしたくなるけどな」
想像して、顔がにやけてしまう。
「もう!バカ!」
俺の胸をバシリと叩くと、蘭子は出ていった。俺も体を拭いて、下着を履き、後をおう。

窓から射し込む西日が眩しい。
「もう…夕方か……腹減ったな…」
ベットルームを見ると、布団に潜っている蘭子の姿。
「蘭子!なんか食うか?」
「……おなか空いた…でも動きたくない……」
ベットサイドに座る。布団の上から、体を撫でた。
「いや……だったか?」
「いや……じゃない…」
「じゃあ……気持ちよかった?」
「…………うん」
「俺もだよ…」
蘭子が体を向けた。その目が俺を見つめる。
「ん?どうした?」
「あの……」
俺から視線を外す。
「なんだよ…」
頬を撫でる。ビロードのように手触りのいい肌。
「キス……して…」
小さな声が聞こえた。
「ああ……」
額にそっとキスをする。
「これでいいか?」
「こっちも…」
蘭子の唇が俺に向けられた。その顔がかわいくて、写メが撮りたくなる。

そんなことしたら……殴られるな…

そっと唇を合わせる。
「これでいい?」
「うん!」
蘭子がニッコリ笑う。

ただそれだけのこと。

愛するひとが笑ってくれる。

ただそれだけのこと。

ただそれだけのことなのに、どうしようもなく幸せな気持ちになれる。

静かな寝息を立てる蘭子の横で、俺は髪を撫で続けた。

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