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切ない恋の物語 

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高校時代119

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2016/09/24 17:08:52

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大きく目を見開き


私の大きな声に
ちょっぴり驚いた様子の諒太。


「はは、そっかw」


「うん…


あの時の諒太は


私にとっては


スーパーヒーローだったよ。


世界の誰よりもカッコ良く見えた。」



過去の事だから…と


私は、同時の彼への思いを
正直に話した。


諒太は、「マジで?」と
ちょっぴり照れくさそうに笑った。



その笑顔に


何だか…気持ちが癒やされて


自然に…つられて笑顔になる。



過去は巻き戻せないけれど



写真の中の私達は
あの頃のままで…


とても幸せそうな笑顔で…


そして、その思い出話を


こうやって穏やかに話せるのが


何だか…嬉しかった。



そう言えば、こんな事もあったね…と


そこから更に、昔話が盛り上がり


気づけば、彼と話し込んでしまった。


不思議と


今までのような…


胸がギュッと押しつぶされるような


そんな切なさはなくて…


彼への思いが


思い出として
少しずつ変化していているのだと


そんな風に…感じていた。




きっとこれも…


純平のお陰かな…


そんな事を考えながら


スマホをチラリと見た。


残念ながら…


彼からの連絡は来ていなくて


ちょっぴりガッカリしながらも


よくよく時間を見てみると…



「え?うそ!


もう日付変わってるし!」


時計を見ると
深夜0時をまわっていた。


「わりぃ、調子に乗りすぎたわ。」


お互いに、苦笑いをしながらも


「楽しかったな。」


「うん…


お土産、ありがとね。大事にする。」


「あぁ、おやすみ。」


諒太に挨拶をして
慌てて帰ろうと階段を降りると


リビングルームには
まだ電気がついていて


部屋を覗くと
ソファーの上に
雄大が座ってテレビを見ていた。


「雄大…帰るね。」


後ろからそっと、声をかける。


すると彼は
向かいとはいえ、危ないからと
家まで送ってくれた。


「ごめんね、遅くまで。」


「いや、いいよ。


俺が誘ったんだし。


また遊びに来いよ。」


「……うん。」


軽く返事をしたものの


フッと純平の顔が頭に浮かび
胸がチクリと痛んだ。


いくら幼なじみとはいえ
こんなに遅くまで
男の子の家にいるなんて
やっぱり良くないな…と、反省した。


もうこうやって
お邪魔するのはやめよう…


そう心に誓った。



「じゃあ」


「うん、おやすみ。」


雄大がくるりと背を向けた瞬間


「雄大…あのさ」


「ん?」


「お誕生日おめでとう!」


「え?」


物凄く驚いた顔。


「本当は明日の朝、LINE しようと思ったんだけど…

もう日付変わったから。」


「あぁ…そっか。」


「ひょっとして…


自分の誕生日、忘れてた?(笑)」



「……うん、忘れてた(笑)」



冗談で言ったのに、真顔で応えるから


思わず、ぷっと吹き出してしまった。


「まったく、、、


雄大は、昔から
人の心配ばかりしてるけど


自分の事はそっちのけなんだから…」


「はは…確かにw」



お互いに笑い合う。



「ありがとな。」


「うん、じゃあね。おやすみ!」


「あぁ、おやすみ。」



彼に手を振り
くるりと背を向け、門に手をかけた



すると…



突然、後ろから



抱きしめられた。





*

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