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恋の分岐点/Our Paths Never Diverge

いくつもの分岐点を経て辿り着く結婚までのストーリー《完》/ 夫婦になった2人のその後

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恥ずかしい過去(3)

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2016/09/26 23:22:12

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「アルの後はずっと好きな人いなかったって言ってなかった?」

ケイスケはまるで私が長年自分を騙し続けていたかのような口ぶりで言った。

確かに、母の話だけだとそう聞こえるけど…

「別に沢村先生に恋してたわけじゃないよ!ねぇ?」

私は兄に話を振った。

兄は、笑いながら「そうだね」と頷く。

そんな異様な兄妹のやり取りを、ケイスケは不思議そうに見ていた。

中学時代。

私が「失恋」した気になり、落ち込んでいた頃、丁度大学が休みで帰省してきた兄。

「テンション低いけど、どうしたの?」

そう聞かれ、私は「失恋した。好きな先生がいたんだけど、今度結婚するんだって」と打ち明けた。

すると兄は「失恋」で落ち込む妹を鼻で笑い一言。

「ガキだな!」

……ひどい!

それが、傷心の妹にかける言葉⁈

最初は、そう思った。

でも、その直後、「それは、恋じゃなく思春期によくある大人への憧れだから」と言われて、少し冷静になった。

そうなのかな?

言われてみれば、そうかも。

私はただの沢村先生ファン?

確かに、好きな有名人が結婚すると、ちょっとショックだったり、寂しかったりするもんな。

そう思い始めたとき、極め付きの質問が…

「じゃあ、俺が結婚するって言ったらどう思う?」

小さい頃ほどではないにしても、まだブラコン気味だった当時の私は、それを聞いてハッとする。

想像してみると、沢村先生の結婚より、そっちの方がショックが大きかった。

「ってことは、沢村先生はお兄ちゃん以下?」

自分自身の心に問いかけるようにそう呟いた私に、兄は「そういうことだね」と笑顔で答え、さらに…

「まだ俺が勝てちゃうようなら、それは恋じゃないな。恋は『お兄ちゃんより好き』って人としなさい!」

そんなブラコンしか使えない恋かどうかの見極め方を伝授してくれた。

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