これまでとこれから

これまでの恋愛やこれからのことを書いてます。

  • 記事数 96
  • 読者 46
  • 昨日のアクセス数 35

かゆすぎる

しおりをはさむ

2016/09/08 07:31:54

  • 11
  • 0

自分の体がこういう状態になって初めて気付いた真実。

人間、普通に生活するだけでもかなり腹筋を使っている。

開腹したってことは、お腹の筋肉も切ったってことらしい。

この時の私、腕には2本点滴がついてて、背中からは麻薬が入ったチューブがぶら下がってる。それに加えてお腹の傷のちょっと横には穴があいててお腹の中に溜まった血を抜くためのドレーンが出てて、そのドレーンの先には真空パックみたいな袋がついてた。

一見して病人。

でも、移動した当日に無駄に歩いたのが良かったのか、もともとの私の回復力がおかしかったのか、ただ痛みに慣れてしまったのか、何が原因かは分からないけど、翌日からは痛みはほぼ気にならず、むしろ背中のチューブがずれないようにとめてあるテープがかゆくて仕方なかった。

ここで発見した真実。

痒みは痛みに勝る。

翌朝の回診の時、私は先生に懇願した。

「あの…背中のやつ、抜いてください。かゆくてイライラします。」

「いや…まだ術後2日ですよ…これ、痛み止めだから抜いたら相当痛いですよ…」

「かゆうほうが辛いです」

「でも…」

「痛くて我慢できなかったら言います。」

「わかりました…じゃあはずしますね」

普通は4日くらいつけてるらしい痛み止めの麻薬を私のワガママから2日で抜去。でも背中に穴は開いてるから敏感肌用の絆創膏をかゆみ止めの軟膏を塗った上に貼られた。

背中についていたものがなくなり、私は少し解放された気分だった。

その日はお昼近くに母が来た。

「あれ?背中の薬は?」

「かゆいから取ってもらった」

「取った⁉︎⁉︎⁉︎」

「うん、だってかゆかったんだもん」

「だってあれ、痛み止めでしょ?あんた、一昨日手術したのよ?痛くないの?」

「痛いのよりかゆいのが我慢できなかった」

私の暴挙に母は開いた口が塞がらない感じだった。

午後になり、看護師さんが「手術とその経過の説明が先生からあります」と、部屋に迎えに来た。

母と一緒に診察室に向かう。

母の顔はこわばっていた。

昨日、なんで謝るのか私に聞かれた時と同じ顔。

私があの時、なんとなく感じた母の隠し事がバレる瞬間だった。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 難関

    09/07

    その日の夜は看護師さんが私の様子を見に来たり、点滴を交換しに...

  2. くくったところを取り除くという一週間後。引きつれる痛み...

  1. ✳︎1つ前の記事、途中で投稿しちゃってましたね。さっき直しま...

  2. 続き手術が終わって術後管理室?みたいな個室に入りました...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/8 編集部Pick up!!

  1. 夫婦揃って子を作る決心つかない
  2. DQNと言われた女性の紫子さん
  3. 夫が無痛分娩をよく思っていない

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3