ソレンヌさんのブログ

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現実からの逃亡 その弐

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2016/09/07 10:21:30

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空腹を耐えながら歩いていると

「やっぱりさっきの子だ!何してるんや?」

食堂の中から出てきたのは、バスの運転手さん。通りかかった私を見て声をかけてくれたのです。

「まぁ、中に入り。」

店に招き入れられ、事情を全部話した。

「そうやったんかぁ~ そりゃ、悪かったなぁ」
「い、いえ...」

ぐぅ~ キュルキュル...

(恥ずかしい...)
「ははははは。遠慮せんと食べたらいいで。ここの店うまいからな。おっちゃん、この子に何か作ったってー」

優しさに涙が溢れ出す。すすり泣きしながら定食を食べ終わると運転手は、私の分も支払ってくれお礼を言い、お店を後にしました。

「ご馳走さまでした。ありがとうございます」
「気にせんでええで。ここから独り言やから!明日の朝、長野を出発やぁ~、バスで一眠りするかなぁー」

ニコニコしながらバスの方に歩いていく後ろをついて行った。泊まるところもお金もないから...
バスに着くと、
「さぁ、寝ようっと!君も寝る?」
無言で頷き、後部座席をお借りした。

「ほら、毛布あるからこれ使い!」
「ありがとうございます!」

ポンと投げた毛布にくるまり眠りにつこうとすると、
運転手もシートを倒し寝る準備を始め、横になりこちらをチラッと見た。私は慌てて寝たふりをしましたが近寄ってきて
キスをされました。

(えっ?)
「起きてるんやろー?」

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