ソレンヌさんのブログ

  • 記事数 300
  • 読者 146
  • 昨日のアクセス数 128

現実からの逃亡 その弐

しおりをはさむ

2016/09/07 10:21:30

  • 9
  • 0

空腹を耐えながら歩いていると

「やっぱりさっきの子だ!何してるんや?」

食堂の中から出てきたのは、バスの運転手さん。通りかかった私を見て声をかけてくれたのです。

「まぁ、中に入り。」

店に招き入れられ、事情を全部話した。

「そうやったんかぁ~ そりゃ、悪かったなぁ」
「い、いえ...」

ぐぅ~ キュルキュル...

(恥ずかしい...)
「ははははは。遠慮せんと食べたらいいで。ここの店うまいからな。おっちゃん、この子に何か作ったってー」

優しさに涙が溢れ出す。すすり泣きしながら定食を食べ終わると運転手は、私の分も支払ってくれお礼を言い、お店を後にしました。

「ご馳走さまでした。ありがとうございます」
「気にせんでええで。ここから独り言やから!明日の朝、長野を出発やぁ~、バスで一眠りするかなぁー」

ニコニコしながらバスの方に歩いていく後ろをついて行った。泊まるところもお金もないから...
バスに着くと、
「さぁ、寝ようっと!君も寝る?」
無言で頷き、後部座席をお借りした。

「ほら、毛布あるからこれ使い!」
「ありがとうございます!」

ポンと投げた毛布にくるまり眠りにつこうとすると、
運転手もシートを倒し寝る準備を始め、横になりこちらをチラッと見た。私は慌てて寝たふりをしましたが近寄ってきて
キスをされました。

(えっ?)
「起きてるんやろー?」

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

関連するブログ記事

  1. 焼き肉をお腹いっぱい食べて店を出るほんとに大江くんは直ぐ...

  2. 焼き肉をお腹いっぱい食べて店を出るほんとに大江くんは直ぐ...

  1. 早朝起き出してシャワーを浴び化粧をした途中そうた君も起きて...

  2. …………50「お客さん、終点だよ。降りて下さい」...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

1/18 編集部Pick up!!

  1. 30過ぎ7年交際の彼にフラれ焦る
  2. 「担当の美容師さん」への不満
  3. 芸者の友人から聞いた別れの流儀

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3