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元気だね

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2016/09/06 19:36:58

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病室から手術室へ移動する時のイメージって、ベッドに寝かされたまま移動していくものだった。

私、まさかの徒歩。

普通に歩いてエレベーターに乗り、手術室のある階で降りて、歩いて手術の前室みたいなとこに通された。

ついてきていた母とはそこで別れる。

「じゃあね、待ってるからね」
なぜか涙目の母。

「うん、じゃあね〜」と、ヘラヘラしながら手を振った。

不安がないわけではない。ただ単に眠さが勝ってた。

ここでも歩いて手術台まで行き、自力で乗っかる。

絶えずあくびをする私にオペナースからは「クレアさん、すごいね。ここに来たら緊張してガチガチな患者さん多いのに…」と言われた。

いや、眠いだけで…とはさすがに言えなかった。

手術台の上で、まずは硬膜外麻酔をする。横向きになって、膝を抱えて背中を丸める。

「はい、刺しますね〜」っていう麻酔科医の声と同時に背骨を押される感じがした。

超痛いって聞いてたけど、痛くはない。重い感じ。

それから仰向けになった。腕にある点滴ラインから麻酔を入れるらしい。

「クレアさん、今から麻酔が入ります。ゆっくり10からカウントダウンしてください」

10…9……8………7………………



………………………


「クレアさ〜ん!終わったよ〜」

7まで数えたとこで眠ったらしい。目が覚めた時には、病棟ナースのナオミさんが私の顔をのぞいてた。

あ…終わったんだ…

「大丈夫?気分悪くない?」
ナオミさんに「大丈夫」って答えたいけど声が出ない。

「さっきまで喉にチューブ入ってたから、しばらくは声出ないよ。無理に出しちゃだめよ」

え…?チューブ…?どうやら私は挿管されてたらしい。

ピースを作った。

「あぁ、元気だね。さぁ、病棟に戻ろうね」ってナオミさんは笑ってた。

今度は徒歩じゃなくて、ストレッチャーのまま移動。

手術室を出たとこで「クレア!」って声がした。母だった。なぜか泣いてる。

「大丈夫?ごめんね」

なぜか謝られた。

謝ってる理由はよくわかんないけど、「大丈夫」って伝えたくて、ナオミさんの時と同じようにピースを作った。

それを見て母は、また泣きながら「ごめんね」って繰り返し、ナオミさんに制されてた。

なんで謝ってんだろ…手術終わったのに…って、私はストレッチャーで移動されながら朦朧とした意識の中考えていた。

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