ソレンヌさんのブログ

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現実からの逃亡 その壱

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2016/09/07 10:21:13

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「俺たち、別れよう 無理だったんだよ。元気でね」

捨てセリフを残して彼は去っていった。悲しくて悲しくて涙で前が見えなくなる。街ではカップルが幸せそう。泣き歩き疲れた私はベンチに座り込んでいた。

「君は乗車?出発時間だけど、誰か待ってるの?」
「あ、わたしは...」
「時間だから乗って!発車するから」
「チ、チケット持ってないです」
「わかるからいいよ」

隅っこの空席に座った。
(あー、バレたらどうしよう。困ったなぁ)

「長野行き、発車致します。運転手は私、田口が皆様をご案内致します。到着は20時頃を予定しております」
(えっ、長野まで行っちゃうの?どうしよう...)

順調に長野に向かってバスは走り、私は疲れたのか眠ってしまい、車内アナウンスで目が覚めた。
予定通りに長野に到着。

「あ、ありがとうございました。」

小走りにバスを降り、行く宛もなく薄暗い公園のベンチに座り込んでいた。
(これからどうしよう。お金も無いしお腹も空いたなぁ)
「ハァ...」

ため息をついてると

「君、さっきの子じゃないか!」
「あ、先程はありがとうございました。失礼します!」
「あ、きみ... 」
一礼をして、また小走りに逃げてしまった。

(あぁ、本当にどうしよう。)

ぐぅ~ キュルキュル...
(何か食べたいよ...いい匂いするなぁ)

走ったことで余計に空腹が襲い、商店街をさ迷っていた。

(私、どうなっちゃうんだろう...)

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