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ジプシーのひとり旅

異文化の中で育ち成長してきた私の思い出話 〜 西アジア・ヨーロッパ・北米での生活。

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ジプシーの部屋

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2016/08/29 17:01:37

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父の住むユニットは3階だった。

フレンチドアを開け、広い玄関ホールから左手にリビング、右手にファミリールームだった。ホール奥の廊下へ進むと父の書斎が在り、その手前右側に私の部屋が在った。

お手伝いの女性が私の部屋のドアを開けた。
その瞬間、フワッと常夏ビーチの薫りがして、キラキラした光が差し込んでいた。

ハードウッドフロアの部屋に、まるでお姫様が寝る様なベッドが…。
クローゼットにはもう既に、私の衣類が揃っていた。

他の私物は未だ船便で着いていなかった様だが、衣類と小物などが有っただけでも、かなり助かった。


お手伝いの女性の名は、ピーナ。
30歳位だろうか…?
モカチーノ色の肌に透き通る青い目をしていた。


「シアお嬢様、お風呂に入りますか?」

なんと、部屋に付いたバスルームには、もうお湯が張ったお風呂が準備されていた!
何故か、薔薇の花弁が浮かんでいた!!

「素敵!良い香りね〜」

私は遠慮無く入浴することにした。

「ありがとう、ピーナ。充分過ぎるおもてなしだわ!」

ピーナは深くお辞儀をしてからバスローブをドアに掛けて、小さなベルをバスタブのサイドテーブルに置いた。

「ご用があったら、ベルを鳴らして私を呼んで下さい」

そして、ピーナは身振り手振りで、

「マルガリータは如何ですか?」

私も身振り手振りで、

「いいえ、結構です。どうもありがとう!」

と返答し薔薇風呂を楽しむことにした。

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