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恋の分岐点/Our Paths Never Diverge

いくつもの分岐点を経て辿り着く結婚までのストーリー《完》/ 夫婦になった2人のその後

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お母さんの悪戯(3)

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2016/08/24 03:11:58

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「帰ったらカリンがいないからビックリした」

「今どこ?」

「何時ごろ帰ってくる?」

「帰りどうするの?」

「もう遅いし危ないから、場所言ってくれればタクシーででも迎えに行くよ?」

慌てて着替えて出かけたのもあり、持って行くのを忘れてしまったスマホには、ケイスケから数分ごとに何通もメッセージが届いていた。

でも、なぜか一番気になっているはずなのに、「誰と一緒にいるの?」とは来ていなかった。

「何で聞かなかったの?」

私に聞かれ、ケイスケは苦笑い。

「今度、先輩に会うことがあれば謝らなきゃかな」

そう言っていた。

高校の先輩か後輩で、私好みの見た目ってことで、勝手に決め付けたと。

しかも…

「あのドラマの長男、元カノとヒロイン両方に優しくしちゃうとことか、あの口調とか先輩とイメージ重なるじゃん!」

そんなことまで言っていた。

どうやら、私とお母さんの会話を聞いて以来、密かに気にしていたらしい。

タクヤにしたら、本当いい迷惑。

ただ、何だかんだ言いながら、タクヤのことを信用しているケイスケ。

浮気を疑っていたわけではなく、今度行く友達の結婚式にタクヤも呼ばれていて、一緒に余興か何かをすることになり、その相談でもしているのではと、想像していたそうだ。

でも、お母さんとハルトくんはその言葉を信じず。

「その割に、余裕なさそうに見えたけど」

「一緒だったのが俺って分かるなり超ホッとした顔したくせに」

などと、ケイスケに言っていた。

ちなみに、タクヤと友達の結婚式で会うというのは、ケイスケの妄想。

実際はそんな予定なんてない。

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