友達以上、恋人未満

心を揺さぶる小説を書きたい

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琥珀色 8

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2016/08/11 15:03:13

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私はバカの見本なのか、ホテルに入ってしまった。

部屋の真ん中には大きなベットが置かれ、壁に貼られた鏡には私たちが映し出されている。その姿は、27年後の自分達を見たような錯覚をする。私の記憶にある中田君は20代で止まっているのに、鏡に写る彼の姿はお世辞にも若いとは言えない。頭髪には白髪が混じり、瑞々しかった頬も潤いに欠けている。

彼のことは言ってられない。

私達の身長差は変わらないけれど、私の体形は20代の頃と違う。顔だって、どの角度から見ても昔の私には程遠い。でも、心の中はそんなに変わってない。母親になっていても精神年齢は20代のままで、遊びに行きたい気持も変わらない。友達と集まってワイワイガヤガヤ楽しみたい。あの頃の自分と違うのは我慢と忍耐力が身についただけ。

両肩に手を添えられ向かい会う。

どうして元彼に体を許してしまうのだろうか。遊びでセックスしたいわけじゃないし、このまま抱かれても、希望の光がさすことはなく、私に明るい未来が訪れることはない。中田君からすれば、完全な元カノとの不倫。奥さんを裏切る不貞行為。そうわかっているのに、彼の顔が近づき唇が重なると、あの頃の私に戻されていく。
私は辛かった。幸せな人生だったと思えない。頼れる人と心の底から好きな人と同じ人生を歩みたかった。

ベットに導かれ、抱きしめられた。固い男の体に抱かれると、守られているような気持になり、私は彼の体を引き寄せてしまう。

中田君は小さな声で言う。

「薫、すまなかった。俺と結婚をすれば、ここまで苦しまなかったよな」

小さく首を振る

「俺みたいな男と5年も無駄にして。ごめん」

一枚一枚、丁寧に脱がされていく。下着の上から小高い丘が手の平で包まれると同時に、唇が首筋にあてられた。

「………あっ」

声が漏れてしまった。

彼の指先が下着の上をすべり、小さなクリを探し当てる。布越しにクリがコネられ、優しく抱きしめられた。唇を重ねただけのキスに深みが増し、舌先が割り入ってくる。

そして、胸が鷲掴まれ、先端が擦り揉まれた。

深いキスをされながらクリをコネられ、胸を鷲掴まれて乳首が転がされる。久々の長い前戯に乱れそうになる。やがて彼は胸の先端を口に含んでから、下着の中に指先を忍び込ませてきた。

やっぱり

「だめっ」

体を捻ったけれど、生クリを捕らえられてしまった。彼の指先が小さな円を描き、クリに息吹を与えてくる。

あっ

やだっ。

いい。

私の体温が上がりはじめ、思考回路が麻痺していく。膨らんだクリからハッキリした快感が広がり、高い頂きに登らされていく。そんな様子を察したのか彼が言った。

「薫。メチャクチャになるまで、逝かせてやる」

ふと、思いだしてしまった。彼は私を捨てた男。本当にこれで、いいのだろうか。

「お願い、待って」
「待てない」
「待って」

左手首を握られた。彼は私と視線を合わせて言う。

「本当に悪かった。俺は………」

そう言って、全身を抱きしめられた。彼は何を伝えたかったのだろうか、口に出せば私が怒る言葉のような気がしてならない。

『俺は………薫を愛している。俺は……薫とやりなおしたい。俺は………薫を離さない』そんな囁きが、彼の体から伝わってきた。

私は抵抗をやめ、目を閉じて体を預ける。

再び深いキスをされ、クリが擦られると、私の結末が分かる。彼の指先に力が入り、クリが激しく責められた。

「あっ」
「逝っていいんだぞ。クリが気持ちいいだろ」
「ああっ」
「ちゃんと、逝かせてやる」
「いやっ」

イヤがる言葉とは裏腹に、蕩けたあそこが強い刺激を待ち、腰をクネらせてしまう。

「もっと、乱れてくれ」

複数の指でクリがコネられ、快感に飲まれてしまった。

 逝くっ

「ほらっ、逝けっ」

 逝ちゃう

お尻がベットに円を描き、あそこがクイっと上がると濃厚なキスをされてしまった。私は彼の舌先に応えることもできず、逝き声を上げてしまった。

「薫、まだだ」
「もう、いいっ」

彼は私の顔を見ながらクリ責めをやめてくれず、絶頂に達した体がヒクヒク痙攣する。私は高い頂きで仕留められたまま、逝き声まで震えさせた。中田君は逝き着いた姿に満足したのか、軽いキスをしてから言った。

「薫………可愛かったよ」

腰がダルくなるだけ、逝かされてしまった。

「次は中イキさせてやる。今日はメチャクチャになるまで、可愛がってやる」

えっ?

どうして、そんなに自信ありげなの?

彼は初体験の相手。交際していたときは優しく抱かれるだけで幸せだった。でも、いま思えばクリで逝かされた記憶もないし、二人とも年齢が若く、経験不足なセックスで満足していた。

ただ、お互いの愛を確認するセックス。純情に愛を深め育てるセックスで、中田君は男らしく挿入し気持ち良さそうに射精する。私は放出された精子を受け止めるだけで幸せに満ちていた。

だけど、若い頃の中田君は上手だっとは言えない。

亡くなった年上の主人と関係を持ったとき、初めてクリで逝かされ、中田君のアレも大きくないことに気づかされた。そんな中田君が自信ありげに、

『私をメチャクチャにする』という。

私は彼と別れてから苦しんでいたのに、中田君は何人の女性と経験を積み自信をつけたのか。やっぱり、ホテルの帰りに神社に戻ってもらおう。

つづく

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